【INDYCAR】オープンテスト実施、エアロスクリーンを装着したマシンで佐藤琢磨らが走行

自身11年目のインディカー参戦となる#30 佐藤琢磨。
自身11年目のインディカー参戦となる#30 佐藤琢磨。全 8 枚

現地11~12日、NTTインディカー・シリーズのオープンテストが米テキサス州オースティンで実施され、佐藤琢磨ら27人のドライバーが「エアロスクリーン」を装着したマシンで走行を重ねた。

今年最初とされるオープンテストは、4月末には第4戦の舞台にもなるロードコース「Circuit Of The Americas」、通称COTAにて開催された。初日の11日が悪天候で開店休業のような状態になった模様だが、翌12日は変更を受けたタイムスケジュールのもと、27人のドライバーが25台のマシンで総計1500周近いラップ数を刻んでいる。

トップタイムは2014年のシリーズチャンピオンで2018年にはインディ500も制している#12 ウィル・パワー(Team Penske/エンジンはシボレー)がマークした1分46秒7603。2番手タイムは近年シリーズ王座争いの常連となっている2016年インディ500ウイナー、#27 アレクサンダー・ロッシ(Andretti Autosport/ホンダ)の1分46秒9999で、上位2人が1分46秒台だった。

自身11年目のシーズンを戦う2017年のインディ500ウイナー、#30 佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing/ホンダ)は1分48秒6896で22番手タイム。

自身11年目のインディカー参戦となる#30 佐藤琢磨。自身11年目のインディカー参戦となる#30 佐藤琢磨。

今回のテストは、今季から採用のドライバー防護デバイス「エアロスクリーン」をコクピットまわりに装着したインディカーが実戦規模の台数で集まった最初のテストと見られる(少ない台数での装着テストはこれまでにも複数回あり、開発が進められてきた)。

佐藤琢磨はエアロスクリーンについて、「すごく静かで、コクピット内には気流が入ってこないと感じました。総合的にいえば、とてもポジティブ(なデバイス)だと思いますね。安全である、守られている、ということを実感できました。視界性能に関しても、思っていたより良好でした」とのコメントを残している。

自身11年目のインディカー参戦となる#30 佐藤琢磨。自身11年目のインディカー参戦となる#30 佐藤琢磨。

その“出で立ち”には今後、ファン目線で賛否両論がありそうなエアロスクリーンだが、レースフィールドにおいては現段階で概ね好感触をもって受け入れられているようだ。

2020年のインディカー・シリーズは3月15日決勝のセント・ピーターズバーグ戦で開幕し、5月24日に決勝がある第104回インディ500を含む全17レースがスケジュールされている。

自身11年目のインディカー参戦となる#30 佐藤琢磨。自身11年目のインディカー参戦となる#30 佐藤琢磨。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  3. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  4. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  5. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  6. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  7. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  8. ホンダ『ヴェゼル』マイナーチェンジで3グレードに集約、納期改善へ…「HuNT」「PLaY」新設定で個性強調
  9. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  10. ホンダが新型EVの『e:NP2』を中国で発売…北京モーターショー2024にも展示
ランキングをもっと見る