秋田内陸縦貫鉄道と富山ライトレールで駅名改称…名古屋市営地下鉄では4駅の改称を検討

北秋田市内の駅で改称が行なわれる秋田内陸縦貫鉄道。
北秋田市内の駅で改称が行なわれる秋田内陸縦貫鉄道。全 2 枚

3月に秋田県の秋田内陸縦貫鉄道(角館~鷹巣)と富山県富山市の富山ライトレール(2月22日から富山地方鉄道)で、相次いで駅名改称が実施される。

秋田内陸縦貫鉄道では3月14日に実施するダイヤ改正に合わせて、小ヶ田(おがた)駅(秋田県北秋田市)を、北秋田市の縄文遺跡群である伊勢堂岱(いせどうたい)遺跡に近いことから「縄文小ヶ田」(じょうもんおがた)に改称する。同駅はダイヤ改正から急行『もりよし2・3号』の停車駅となる。

一方、3月21日に富山地方鉄道富山市内軌道線との南北接続が実現することを受けて、2月22日に同鉄道と合併することになっている富山ライトレールでは、蓮町駅を「蓮町(馬場記念公園前)」に、大広田駅を「萩浦小学校前」にそれぞれ改称する。

この改称は南北接続時に実施され、富山ライトレールでは「町名、地域シンボルのほか利用者にとっての理解のしやすさ、利便性の向上、沿線地域の活性化に繋げることなど」を改称の理由に挙げている。

富山ライトレールの2駅では、富山地方鉄道との合併後に南北直通が実現した際に改称される。富山ライトレールの2駅では、富山地方鉄道との合併後に南北直通が実現した際に改称される。

このほか駅名改称関連では、名古屋市交通局が運営する名古屋市営地下鉄桜通線で、中村区役所・本陣・市役所・伝馬町の4駅を2023年に改称することが検討されている。

中村区役所駅の最寄りにある名古屋市中村区役所が2023年1月に移転する予定となっていること、ほかの3駅についても「最寄りの代表的な施設名称に変更すべき」という意見が出ていることが改称検討の理由に挙げられているが、名古屋市交通局はこれまで利用者の馴染みなどを理由に駅名改称を行なわない立場を採ってきたため、「市民・お客さまに対して広い範囲に影響が発生する」として、2019年8月から地下鉄駅名称懇談会を開催して改称方などを検討している。

今回は、これを受けて、電子メールやハガキによる意見募集を行なうことになり、3月15日必着で受け付ける。

名古屋市交通局ではその結果の報告や審議を8月下旬から行なう予定としているが、改称に際しては「ICカード全国相互利用協議会との協議を駅名称変更の2年前に開始する必要がある」ことから、2021年1月上旬までには駅名を決定する予定としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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