スズキのインド最量販SUV、『ビターラ ブレッツァ』改良新型を発売…価格は73万4000ルピーから

スマートハイブリッドで燃費を追求

新デザインの5スロットグリル

安全性能をアップデート

スズキ・ビターラ・ブレッツァ 改良新型
スズキ・ビターラ・ブレッツァ 改良新型全 9 枚

スズキのインド子会社のマルチスズキは2月24日、改良新型『ビターラ ブレッツァ』(Suzuki Vitara Brezza)をインドで発売した。現地ベース価格は、73万4000ルピーと発表されている。

ビターラ ブレッツァは2016年2月、インドで開催されたオートエキスポ2016で初公開。インドの顧客の好みや価値観をより重視して開発された都市型のコンパクトSUVだ。力強いエクステリアと充実した装備、多様なオプションパーツなどが特長で、2016年3月の発売以来、インドSUV市場でシェア1位に立っている。2017年には、「インド・カー・オブ・ザ・イヤー」も受賞し、発売から4年以内に、累計50万台以上を販売している。

このビターラ ブレッツァが、初の本格改良を受け、インドで改良新型が発売された。フレッシュかつ新しいエクステリアと、2020年4月に導入される新排出ガス基準「BS6」に適合したガソリンエンジンを採用するなどの改良を受けている。

スマートハイブリッドで燃費を追求

「Kシリーズ」の1.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンを搭載する。この新しいエンジンは、最大出力105hp/6000rpm、最大トルク14.1kgm/4400rpmを引き出し、機敏な運転体験を可能にする。優れたNVH特性やクラス最高レベルの燃費も実現した。スズキ・ビターラ・ブレッツァ 改良新型スズキ・ビターラ・ブレッツァ 改良新型

トランスミッションは、5速MTとATが用意されている。AT車には、リチウムイオンバッテリーとヒルホールドアシスト機能を備えた次世代のスマートハイブリッドシステムが装備されている。

デュアルバッテリーを搭載するスマートハイブリッドシステムは、最適な加速性能を発揮することに加えて、燃費の改善、アイドリングストップ、トルクアシスト機能、ブレーキエネルギー回生を可能にした。スマートハイブリッド車の燃費は、18.76km/リットルと発表されている。

新デザインの5スロットグリル

エクステリアは、前後マスクを変更し、プレミアムでインパクトのある表情を演出する。フロントは、メッキが強調された5スロットグリルに、スキッドプレートが装着され、表情を一新した。LEDプロジェクターヘッドランプ、新デザインのデュアルトーンダイヤモンドカット16インチアルミホイールも採用している。スズキ・ビターラ・ブレッツァ 改良新型スズキ・ビターラ・ブレッツァ 改良新型

インテリアは、テクノエフェクトのアクセント、革巻きステアリングホイール、新開発のインフォテインメントシステムの「スマートプレイスタジオ」などを装備した。自動雨滴感知ワイパーとクルーズコントロールも導入している。幅17.78cmのタッチスクリーンインフォテインメントシステムを備えたスマートプレイスタジオは、クラウドに接続でき、新世代の車内エンターテインメントを提案している。

ライブ交通情報、音声認識、車両アラート、AHAラジオを介して、オンラインコンテンツにアクセスすることができる。Apple の「CarPlay」やグーグルの「Android Auto」に対応するなど、スマートフォンとの連携が強化されている。

安全性能をアップデート

自動格納式ドアミラーや自動防眩ルームミラー、ギアシフトインジケーターなどが装備される。デュアルフロントエアバッグ、EBD付きABS、前席のシートベルトリマインダー、リアパーキングアシスト、高速警告アラート、リバースパーキングセンサーなど、最新の安全装備も搭載されている。

「アーバン」と「スポーティ」の2種類のパーソナライズパッケージが用意され、ルーフエクステンション、サイドステップ、ボディガーニッシュなどの新しいオプションで、カスタマイズすることができる。

《森脇稔》

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