メルセデスベンツ Eクラス 改良新型、48Vマイルドハイブリッド採用…デジタルワールドプレミア[動画]

よりダイナミックなデザイン

インテリアをアップグレード

最新世代のマルチメディアシステム「MBUX」搭載

4気筒ガソリンエンジンにISGの組み合わせ

メルセデスベンツ Eクラス 改良新型
メルセデスベンツ Eクラス 改良新型全 15 枚

メルセデスベンツは3月3日、改良新型『Eクラス』(Mercedes-Benz E-Class)を欧州で発表した。当初、中止になったジュネーブモーターショー2020で発表される予定だった。

現行Eクラスは10世代目モデルで、2016年に発表された。Eクラスは、そのルーツとなった1946年の『170V』以来、累計1400万台以上が販売されており、メルセデスベンツの歴史の中で、最も売れているモデルシリーズになる。

現行Eクラスは、純粋かつ感動的なデザインと、独創的で高品質なインテリアを追求している。また、最新の先進運転支援システム(ADAS)など、イノベーションも数多く導入された。現在までに、世界中の100万人以上の顧客に納車されている。

よりダイナミックなデザイン

改良新型Eクラスは、よりダイナミックなデザインを目指した。クロームメッキ部分が拡大した新しいフロントマスクを採用する。フロントバンパーにも、クロームまたはハイグロスのブラックトリムが導入されている。「AMGライン」仕様には、専用のバンパーが装備される。

改良新型Eクラスには、フルLEDヘッドランプが標準装備された。ウルトラレンジハイビームを含めた「マルチビームLEDヘッドランプ」は、オプションで選択できる。メルセデスベンツ Eクラス 改良新型メルセデスベンツ Eクラス 改良新型

リアは、バンパーやテールランプ、トランクリッドが新デザインだ。テールランプは、トランクリッドに回り込んだスリムな形状となり、内部のデザインも見直された。ボディカラーには、ハイテクシルバー、グラファイトグレーメタリック、モハーベシルバーの新色が設定される。アルミホイールのデザインも変更されており、燃費を向上させるエアロホイールも用意されている。

インテリアをアップグレード

インテリアは、新しいカラーと素材によって、アップグレードが図られた。マグマグレー/ネヴァグレー、ブラック/ナッツブラウン、マグマグレー/マキアートベージュなど、新しい色の組み合わせが選択できる。オープンポアシルバーアッシュウッドやブラッシュアルミなどのトリムも設定している。

シートは、運転席にアダプティブシート調整機能を導入した。これは、ドライバーの身長をメディアディスプレイや「Mercedes me」に入力すると、シートが自動的に適切な位置に移動するシステムだ。メルセデスベンツ Eクラス 改良新型メルセデスベンツ Eクラス 改良新型

フロントシートのデザインは、快適性を損なうことなく、横方向のサポートを高めている。仕様に応じて、中央部には、横方向または縦方向のステッチが入る。シートの背もたれとクッションの中央部分の色は、シートのデザインに合わせられている。ファブリック、人工皮革の「ARTICO」、エンボス加工されたレザー、ダイヤモンドキルティング加工のナッパレザーと、さまざまな素材の組み合わせが可能だ。

最新世代のマルチメディアシステム「MBUX」搭載

改良新型Eクラスには、新デザインのステアリングホイールが装着される。オールレザー、ウッド&レザー、スーパースポーツの3種類が、グレードやトリムに応じて採用される。コントロール部分はハイグロスブラック仕上げで、トリムエレメントとサラウンドはシルバーシャドウ仕上げとした。メーターパネルとメディアディスプレイは、タッチコントロールボタンに沿ってスワイプすることで操作できる。タッチコントロールボタンは、光学式から静電容量式に変わった。これにより、機械的なシステムが不要になり、タッチ面も指紋の影響を受けにくくなった。

改良新型Eクラスには、最新世代のマルチメディアシステムの「MBUX」(メルセデスベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)が搭載されている。2つの大型10.25インチスクリーンが標準だ。オプションで、2つの12.3インチスクリーンが選択できる。インストルメントクラスターとメディアディスプレイの情報は、大型の高解像度スクリーンで簡単に確認できる。メルセデスベンツ Eクラス 改良新型メルセデスベンツ Eクラス 改良新型

4気筒ガソリンエンジンにISGの組み合わせ

改良新型Eクラスには、第2世代の統合スタータージェネレーターの「ISG」を、4気筒ガソリンエンジンの「M254」型に組み合わせた。ISGはエンジンとトランスミッションの間に配置された電気モーターで、オルタネーターとスターターの機能も兼ねている。この電気モーターと48Vの電気システムにより、従来のハイブリッド車のような回生ブレーキによる発電を行い、リチウムイオンバッテリーに蓄電する。エンジンが低回転時には、その電力を利用して動力補助を行うことで、高い効率性と、力強い加速を実現した。48Vまで高められた電気システムにより、動力補助に十分な出力を得ることができる。

改良新型Eクラスでは、6気筒ガソリンエンジンだけでなく、4気筒ガソリンエンジンにもISGを組み合わせた。48Vのマイルドハイブリッドシステムとなっており、電気モーターは最大出力20hp、最大トルク18.4kgmを発生し、加速時などにエンジンをアシストする。減速時のエネルギー回生とエンジンオフで走行する「コースティング」によって、燃費性能を追求している。

《森脇稔》

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