フィアット 500 新型、発売記念限定車の受注を欧州で開始…3万7900ユーロ

自然からヒントを得たボディカラー

セグメント初のレベル2の自動運転機能

家庭用電源に接続できる充電システム「Easy Wallbox」

フィアット 500 新型の発売記念限定車「ラ・プリマ」
フィアット 500 新型の発売記念限定車「ラ・プリマ」全 22 枚

フィアットは、新型『500』(Fiat 500)の発売記念限定車、「La Prima」(ラ・プリマ)の受注を欧州で開始した。イタリア本国価格は、3万7900ユーロ(約455万円)と発表されている。

ラ・プリマは、新型500の誕生を記念した限定車だ。特別なスタイル、装備、テクノロジー、コネクティビティを備えている。

自然からヒントを得たボディカラー

電動化されたEVになるのが最大の特長だ。ラ・プリマのデザインは、500の血統を明確に感じさせ、ディテールへのこだわりを表現しているという。サステイナブルな新型500をアピールするために、ボディカラーのラインアップは、自然からヒントを得た3色を設定している。3層コートのセレスティアルブルーは、空へのオマージュだ。パールコートのオーシャングリーンは、海を表現している。メタリックコートのミネラルグレイは、大地を連想させる色だ。

フィアット 500 新型の発売記念限定車「ラ・プリマ」フィアット 500 新型の発売記念限定車「ラ・プリマ」

また、フルLEDヘッドライト、エコレザー張りのダッシュボード&シート、17インチのダイヤモンドカットホイール、クローム仕上げのウィンドウ&サイドパネルのインサートなども、ラ・プリマの装備の特長になる。ソフトトップにはモノグラム柄が採用され、シリアルナンバー入りの専用エンブレムが装備される。

セグメント初のレベル2の自動運転機能

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ラ・プリマには、最新の先進運転支援システム(ADAS)が採用される。歩行者やサイクリストを検出する自動緊急ブレーキ、インテリジェント・スピードアシスタント、レーンコントロール、ダイナミックガイドラインを備えた高解像度リアビューカメラ、インテリジェント・アダプティブクルーズコントロール(iACC)、レーンセンタリング、オートヘッドライト機能と自動ハイ/ロービーム切り替え機構、エマージェンシーコール、エレクトリック・パーキングブレーキが装備されている。

さらに、セグメントで初めて、レベル2の自動運転機能を導入した。フロントフェイシング・カメラ・モニタリング・テクノロジーが、車両の全周を監視する。インテリジェント・アダプティブクルーズコントロール(iACC)は、検出された車両、自転車、歩行者などに対応して、アクセルやブレーキを操作する。レーンセンタリングは、道路の車線を検出できる場合、車両の位置をレーンの中央に維持する。

フィアット 500 新型の発売記念限定車「ラ・プリマ」フィアット 500 新型の発売記念限定車「ラ・プリマ」

インテリジェント・スピードアシストは速度制限を検出して、それに従うことをドライバーに推奨する。アーバン・ブラインドスポットは、超音波センサーを活用して死角を監視し、障害物を検出した場合は、ミラーに設置された三角形の警告灯を点灯する。アテンションアシストは、長時間走行時にディスプレイに警告を表示し、休憩を取るようにドライバーに推奨する。360度センサーは、車庫入れ時や複数の切り返しが必要な場面において、バードビューを表示し、障害物を避けることができる。

家庭用電源に接続できる充電システム「Easy Wallbox」

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コネクティビティの面では、新しい「UConnect 5」インフォテインメントシステムとして、7インチTFTディスプレイ、ラジオ、10.25インチのタッチスクリーン付きナビゲーション、デジタルオーディオ放送、ワイヤレス のApple「CarPlay」、グーグル「Android Auto」、「Telematics Box」モジュールなどを採用する。

ラ・プリマには、家庭用電源に接続できる家庭用固定チャージングシステムの「Easy Wallbox」が標準装備される。ENGIE EPSがFCAのために開発したこのシステムは、新型500の発売に合わせ、欧州ではFCAのパーツ&アクセサリー部門のMOPARが販売を行う。

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Easy WallboxはBluetooth経由で管理できるシンプルでアクセスが簡単なプラグ&チャージソリューションだ。最大出力3kWで充電することにより、家庭のエネルギー負荷を安定させ、電気技術者による設定も必要ない。さらに、Easy Wallboxは、出力を7.4kWまでアップグレードすることが可能だ。その場合は、およそ6時間でフル充電できる。公共充電ステーションを利用するための、Mode 3ケーブルも付属している。

《森脇稔》

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