[サウンドチューニング・イコライザー編]バンド数の少ないタイプの操作方法

『ザ・サウンドチューニング』 第2章・イコライザー編 その4 バンド数の少ないタイプの操作方法
『ザ・サウンドチューニング』 第2章・イコライザー編 その4 バンド数の少ないタイプの操作方法全 1 枚

クルマの中で良い音を聴きたいと考えたとき、「サウンドチューニング機能」は頼りになる。車内の音響的な不利要素に対処できるからだ。当コーナーでは、そんな心強い存在である「サウンドチューニング機能」について、あらましから操作方法までを解説している。

今回は、バンド数が少ないタイプの「イコライザー」の使い方を解説する。バンド数が少ないタイプというのは、5バンドとか6バンドくらいの「イコライザー」のことを指す。

ところで人間の可聴範囲は、20Hzから20kHzだと言われている。なおこれは、音程でいうと10オクターブ分に相当する。

ということはバンド数が「5」であると、1バンドに2オクターブ分が割り当てられているという計算になる。このような設定の「イコライザー」では、本来の目的である「周波数特性の乱れを正す」という使い方はし難い。

ではどのように使えばいいのかと言うと…。答は、「サウンドに味付けを加える」だ。自分好みの音に変える、という楽しみ方を実践できる。

なお、バンド数の少ない「イコライザー」には大概、「プリセットデータ」が搭載されている。例えば、“ロック”とか“ボーカル”とか“コンサートホール”とか機種によってさまざまだが、好みに応じた聴こえ方になるように、音色を変更できるようになっている。

この「プリセットデータ」が実は、「イコライザー」の操作方法を覚えるのに役に立つ。何かのプリセットデータを選び、その状態から少しずつ設定を変えてみよう。そうすると、どのように操作するとどう音が変わるのかその傾向を感じ取れる。そしてそのように色々と試すと、「イコライザー」操作の勘どころが掴めてくる。それを会得しておけば、将来的に高機能な「イコライザー」機能を手にしたとき、それを上手に扱えるようにもなるはずだ。つまり、バンド数の少ない「イコライザー」でも、操作の練習ができるというわけなのだ。試す価値は大きい。

今回はここまでとさせていただく。次回以降も「イコライザー」の操作方法の解説を続行する。お楽しみに。

『ザ・サウンドチューニング』 第2章・イコライザー編 その4 バンド数の少ないタイプの操作方法

《太田祥三》

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