トヨタ、人間を理解し予測するAIツールを開発へ…新組織を米国に設立

トヨタのTRIの新組織「Machine Assisted Cognition(MAC)」のシニアディレクターに起用されたフランツィスカ・ベル氏
トヨタのTRIの新組織「Machine Assisted Cognition(MAC)」のシニアディレクターに起用されたフランツィスカ・ベル氏全 2 枚

トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)は3月25日、人間を理解および予測できる人工知能(AI)ツールを開発・実証するための新しい組織「Machine Assisted Cognition(MAC)」を米国に設立した、と発表した。

TRIは2016年、米国に設立された。AI技術の研究と開発を行っている。TRIの使命は、AIやロボティクス、自動運転など、さまざまな領域において、基礎研究と製品開発の橋渡しをすることにある。

新組織のMACではまず、基本的な機能を構築してテストする。多くの異なるビジネス機能に向けて、広く利用できるソリューションを開発するのが狙いだ。コンセプトを立ち上げたら、MACは、販売、製品計画、エンジニアリング、R&Dなど、組織のさまざまな部分におけるトヨタユーザーのニーズをサポートできる機能を探っていく。

TRIは、MACプログラムを管理するシニアディレクターとして、フランツィスカ・ベル氏を起用した。TRIは、MACが人間の行動のより深い部分を理解し、社会をより良くすることを目指す、としている。

TRIで開発中の自動運転車TRIで開発中の自動運転車

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 一気に200馬力以上のパワーアップ!? アウディのスーパーワゴン『RS4アバント』後継モデルは電動化で進化する
  2. トヨタ『クラウンセダン』は違う---水素を使う理由と苦労をチーフエンジニアが語る
  3. シトロエン C3エアクロス 新型、間もなくデビューへ…ティザー
  4. 日産『キャシュカイ』改良新型、表情を大胆チェンジ…欧州発表
  5. 女性向けキャンピングカー「Nomad Lux」デビュー 5月3日初公開
  6. ピアッジオが創立140周年、記念してペスパの特別仕様を発売---140台限定
  7. 春爛漫の新潟に名車が集結…20世紀ミーティング2024春季「クラシックカー&バイクの集い」
  8. トヨタ プリウス、13万台をリコール…走行中にドアが開くおそれ
  9. トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
  10. レクサス最小の『LBX』は、「サイズ的ヒエラルキー」から脱却できたのか?
ランキングをもっと見る