[カーオーディオ・インストレーション]低音強化…パワードサブウーファーの取り付け場所は?

パワードサブウーファーの取り付け例(カロッツェリア)。
パワードサブウーファーの取り付け例(カロッツェリア)。全 1 枚

いろいろと知識やノウハウが必要となるカーオーディオ製品の取付作業。そこのところの中身を深掘りしながら、カーオーディオの奥深さ&楽しさをお伝えしようと試みている当コーナー。現在は「低音強化」をテーマにお贈りしている。

今回は、小型・薄型の「パワードサブウーファー」の“取り付け場所”について考えてみたい。前回説明したように、小型・薄型の「パワードサブウーファー」は“シート下”に収められることが利点なのだが、では、“運転席下”と“助手席下”とでは、どちらが良いのだろうか…。

なお、取り付けの“しやすさ”に関して言えば、特には差はない。そして、カーオーディオ・プロショップに取り付けてもらうのであれば、安全面に関しても“運転席下”と“助手席下”とで差はないと思って良いだろう。

ただし、もしも自分で取り付けようとするのなら、“助手席下”の方が無難だろう。運転席側にはペダル類が設置されている。シート下からベダルまでは距離があるのでそうそう危険な状況には陥らないはずだが、強い衝撃等によりシート下から外れて足元に飛び出してくることも、可能性としてはゼロではない。安全面にこだわるならば、“助手席下”が良いだろう。

さて、カーオーディオ・プロショップに取り付けてもらう場合には、“効果の違い”で選ぶのもアリだ。まず、「低音を体で感じたい」と思うのなら、“運転席下”がおすすめだ。製品によって効果の出方が異なるが、小型・薄型モデルといえども自分の真下に設置しておけば、音圧をダイレクトに感じ取れる。そこのところに面白さを見出す場合には、“運転席下”の一択となる。

逆に、「圧は必要なく、音として重低音が付加されればOK」という向きには、“助手席下”がおすすめだ。よりHi-Fi的に鳴らしたいと思ったら、“助手席下”に取り付けた方がベターだ。

ただし、助手席に人を乗せることが多いという方は、助手席に乗る人の好みを尊重する必要が出てくる。例えば奥さまが、「低音が体に伝わってくるのは好きではない」と言うのなら、“助手席下”に設置するのは避けた方が良いだろう。もっともほとんどの「パワードサブウーファー」にはボリュームコントローラーが付属されているので、奥さまが乗る際には「パワードサブウーファー」のボリュームを下げれば問題はないのだが。そうすると奥さまとのドライブ時には低音が不足しがちとなるのだが、それを潔しとするならば、“助手席下”でも大丈夫だ。

今回は以上だ。次回も引き続き「パワードサブウーファー」の取り付けにまつわるいろいろを解説していく。お楽しみに。

カーオーディオ・インストレーション百科 Part3「低音強化」編 その2・「パワードサブウーファー」の取り付け場所について

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
  2. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
  3. 『N-BOXカスタム』用パーツが一挙発売、ブリッツからエアクリーナーシリーズ4種類・5製品が発売
  4. ランボルギーニ、新型車を間もなく発表へ…電動『ウルス』の可能性も
  5. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー「小型・薄型モデル」の選択のキモは、“サイズ”と“音”と“価格”!
  6. アルピナ『B3』が2度目のフェイスリフトへ! リムジン&ツーリングをWスクープ
  7. テスラ モデル 3、新グレード「パフォーマンス」を追加…最高速度262km/h
  8. 三菱『エクリプス クロスPHEV』は、新しい毎日に踏み出せる「今の時代、最強の1台」だPR
  9. ホンダの新型SUV『WR-V』、発売1か月で1万3000台を受注…月販計画の4倍超
  10. SHOEIが新型フルフェイスヘルメット『GT-エアーIII』にグラフィックモデル「DISCIPLINE」を設定
ランキングをもっと見る