フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は4月21日、トラックとバス部門の「トレイトン」(TRATON)の2020年第1四半期(1~3月)決算(暫定値)を発表した。
フォルクスワーゲングループは2015年、傘下の商用車メーカーを再編し、フォルクスワーゲン・トラック&バス社を設立した。2018年には、トレイトンに社名を変更。トレイトンには、フォルクスワーゲングループ傘下のドイツのMAN、スウェーデンのスカニアなどが属する。
トレイトンの2020年第1四半期決算では、売上高がおよそ57億ユーロ(約6660億円)。前年同期の64億ユーロに対して、11%減とマイナスに転じた。
また、2020年第1四半期の営業利益は、およそ1億6000万ユーロ(約187億円)。前年同期の4億9000万ユーロに対して、67.4%減と大幅な減益となった。
大幅な減益となったのは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の影響により、新車需要が落ち込んだため。現在、サプライヤーのボトルネックにより、トレイトンはグループ内での生産を停止している。