フォードのEV、マスタング・マッハE に無線アップデート導入へ…2分以内に更新完了

フォード・マスタング・マッハE
フォード・マスタング・マッハE全 8 枚

フォードモーターは5月12日、フォード『マスタング』シリーズの新型EV、フォード『マスタング・マッハE』(Ford Mustang Mach-E)にクラウドによる無線アップデートを導入すると発表した。同車は2020年後半、米国市場で発売される予定だ。

マスタング・マッハEは、パフォーマンス志向の電動SUVだ。モーターは、最大出力332hp、最大トルク57.6kgmを引き出す。駆動方式は、後輪駆動または4WD。4WDの場合、0~96km/h加速はポルシェ『マカン』のベースモデルよりも速いという。

マスタング・マッハEには、モーターの性能を最大出力459hp、最大トルク84.6kgm に引き上げた2つのパフォーマンスバージョンを設定する。「GT」は0~96km/h加速を4秒以下で駆け抜ける。この加速性能は、ポルシェ『マカンターボ』よりも速いという。「GTパフォーマンスエディション」は、ポルシェ『911 GTS』に匹敵する性能を目標に掲げる。0~96km/h加速は3.5秒以下を目指している。

マスタング・マッハE には、2種類のリチウムイオンバッテリーを用意する。288個のリチウムイオンセル仕様が蓄電容量75.7kWh、9376個のリチウムイオンセル仕様が蓄電容量98.8kWhだ。後輪駆動モデルの場合、1回の充電での航続は、最大483kmを目標に掲げる。

フォード・マスタング・マッハEフォード・マスタング・マッハE

フォードモーターは、このフォード・マスタング・マッハEに、クラウドによる無線アップデートを導入する。コミュニケーション&エンターテインメントシステムの「SYNC」をはじめ、品質、機能、利便性を向上させるアップデートが、無線通信で行われる。

ソフトウェアの機能を強化するアップデートのインストールは、深夜などの時間を選択して行うことができる。更新は多くの場合、2分以内に完了するという。

フォード・マスタング・マッハEフォード・マスタング・マッハE

フォードモーターは、納車から6か月以内に、最初のアップデートを行う予定だ。ソフトウェアのアップデートが利用可能になると、顧客は通知を受け取り、Wi-Fiまたはセルラー接続により、アップデートが実行できる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ルノー『キャプチャー』新型、4月4日デビューへ
  2. ドライブ中の突然の曇り問題にサヨナラ! DIYでウインドウ曇り防止 ~Weeklyメンテナンス~
  3. 【メルセデスベンツ Eクラス 新型試乗】SUV全盛の今に、果たしてどのような人が選ぶのだろう?…河村康彦
  4. シトロエンが新型SUVクーペ『バサルト・ビジョン』を発表 南米で2024年内に発売へ
  5. ヤマハ発動機、EVレース「フォーミュラE」に2025年より参入へ 四輪レースはF1以来
  6. メルセデスベンツ『Gクラス』改良新型…449馬力の直6ツインターボ搭載、表情も変化
  7. BYDが高級ブランド デンツァ『D9』の先行受注を開始! 同じ右ハンドル市場の日本投入は?…バンコクモーターショー2024
  8. 「フォルクスワーゲンR」、独立ブランドに…今夏新パビリオン開設へ
  9. 日産 キックス 新型、大胆デザインで登場…米国発表
  10. 「トヨタバッテリー」へ社名変更、多様な電動車用バッテリーを提供
ランキングをもっと見る