【INDYCAR】2020年カレンダーをさらに更新…“6・6開幕”の予定は変わらずも、そのあと約1カ月の空白に

インディカーの2020年シーズンは6月6日に始まる予定(写真は2月の合同テスト)。
インディカーの2020年シーズンは6月6日に始まる予定(写真は2月の合同テスト)。全 5 枚

21日、NTTインディカー・シリーズが今季2020年の開催カレンダーを更新した。6月6日にテキサス・モーター・スピードウェイで開幕する予定に変更はないが、第2戦までの間に約1カ月の空白が生じている。

コロナ禍によって継続的に今季カレンダーが変動しているインディカーだが、ここしばらくは4月6日に発表されたものが「ベース」になっていた。今回のアップデートでは、“4月6日版”で6月後半という早い時期(第2~3戦に相当)に入っていた2つのレースに変動が生じており、6月は6日に予定されている開幕戦(無観客の予定)のみという格好になっている。

■2020年NTTインディカー・シリーズ日程(5月21日発表)
6月6日 テキサス・モーター・スピードウェイ
7月4日 インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(ロードコース Race 1)
7月11日 ロードアメリカ(Race 1)
7月12日 ロードアメリカ(Race 2)
7月17日 アイオワ・スピードウェイ(Race 1)
7月18日 アイオワ・スピードウェイ(Race 2)
8月9日 ミッドオハイオ・スポーツカー・コース
8月23日 第104回インディアナポリス500マイルレース
8月30日 ワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイ・アット・ゲートウェイ
9月13日 ポートランド・インターナショナル・レースウェイ
9月19日 ウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカ(Race 1)
9月20日 ウェザーテック・レースウェイ・ラグナ・セカ(Race 2)
10月3日 インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(ロードコース Race 2)
10月25日 ストリート・オブ・セント・ピーターズバーグ

前のバージョンでは6月21日にロードアメリカ、27日にリッチモンド・レースウェイが入っていた。リッチモンドは今回キャンセルの扱いとなり、ロードアメリカはダブルヘッダー化されて7月11~12日に移っている。これによって第4戦だった7月4日のインディアナポリス・ロードコース戦(Race 1)が第2戦ということになり、第1~2戦の間隔が約1カ月と開くことになった。

今年2月に実施されたインディカー合同テストの模様(場所はCircuit Of The Americas)。今年2月に実施されたインディカー合同テストの模様(場所はCircuit Of The Americas)。

7月12日にはもともとはトロント戦が入っていたが、こちらは先週の段階でこの日程での開催ができなくなったことがアナウンスされていた(既報)。その時点では「延期日程を探る」とのことであったが、今回、今季カレンダーからは外れることが確認されている。

7月17~18日のアイオワ戦以降の日程については既報からの変更は見られない(4月6日版で日程未定だったセント・ピーターズバーグ戦は10月25日に入った=既報)。現段階での全レース数は4月6日版から1減の14になり、ダブルヘッダーが増えたので大会数は11へと“2減”している。

今年2月に実施されたインディカー合同テストの模様(場所はCircuit Of The Americas)。今年2月に実施されたインディカー合同テストの模様(場所はCircuit Of The Americas)。

NASCARが5月中旬に再開されたことで、一気に勢いづきそうな雰囲気もあった北米のレースシーン。今回のインディカーのカレンダー更新ではムードやや減退、といった印象か。広いエリアの話になるだけに、やはり場所による制限解除への対応等にも左右される面があるようで、今後も調整が続いていくことが予想される。まずは6月6日のテキサス・モーター・スピードウェイ戦での順調な開幕を期待したいところだ。

《遠藤俊幸》

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