新型コロナの影響が時刻表にも波及…交通新聞社刊の一部で6月号が発売中止に

携帯性の高さが評判の全国版時刻表『コンパス時刻表』。『全国小型時刻表』とともに6月号の発売が中止された(写真は2020年5月号)。
携帯性の高さが評判の全国版時刻表『コンパス時刻表』。『全国小型時刻表』とともに6月号の発売が中止された(写真は2020年5月号)。全 1 枚

交通関係の定期刊行物のなかで時刻表は鉄板中の鉄板と言えるものだが、新型コロナウイルスの影響を受け、一部で5月発売の6月号が発売中止になる動きが出ている。

それは、5月25日に発売される予定だった交通新聞社刊の『小型全国時刻表』と『コンパス時刻表』。両誌とも、前身の刊行物を含めると1958年以来の歴史がある。過去に市販の全国版時刻表が発売中止になった例としては、東亜交通公社(後の日本交通公社、現在のJTBパブリッシング)から出ていた『時間表』が、終戦前年の1944年に一時刊行中止になったケースがある。

一方、『JTB時刻表』『JTB大きな時刻表』『JTB小さな時刻表』を刊行しているJTBパブリッシングからは、発売中止のアナウンスは出ていない。

交通新聞社、JTBパブリッシングともに、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、従業員を原則、在宅勤務として出社制限を行なっているが、交通新聞社では月刊鉄道雑誌の『鉄道ダイヤ情報』も5月15日発売の6月号が発売中止となり、6月15日発売の号を6・7月の合併号とする措置が採られている。同誌の発売中止は、月刊化された1987年1月号以来、初めてとなる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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