いすゞ、販売台数減少や為替影響で3期ぶりの減益 2020年3月期決算

いすゞ本社
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いすゞ自動車は5月26日、2020年3月期(2019年4月~2020年3月)の連結決算を発表。販売台数減少や為替の影響などにより、3期ぶりの減益となった。

2020年3月期の国内総販売台数は、前期比4.1%減の7万1353台。小型車はシェア42.4%を確保したものの、全需減少にともない販売台数は減少した。海外車両販売台数は、主にアジアで全需が減少したことを受け、同4.4%減の43万7870台。国内と海外を合わせた連結総販売台数は同4.3%減の50万9223台となった。

車両以外の商品売上高は、海外生産用部品が同24.9%減の431億円、エンジンコンポーネントは主に産業用エンジンの販売基数が減少したことにより同8.3%減の1316億円。その他の売上高は、部品・サービスなどの保有事業を伸ばした結果、同5.1%増の4548億円となった。

これらの結果、売上高は主にアジアをはじめとする海外車両販売台数の減少等により同3.2%減の2兆0799億円。内訳は、国内が同1.0%増の8272億円、海外が同5.8%減の1兆2526億円だった。

損益は販売台数の減少に加え、ピックアップトラックの輸出拠点となるタイのバーツ高や米ドル・豪ドル安による為替影響を受け、営業利益は同20.5%減の1405億円、経常利益は同20.2%減の1508億円、当期純利益は同28.4%減の812億円となった。

今期の通期業績見通しは、売上高を前期比18.3%減の1兆7000億円、営業利益を同64.4%減の500億円と予測。経常利益および純利益は未定。ただし、新型コロナウイルス感染症第2波拡大等により市場回復が大きく遅れた場合などは、見通しを大きく引き下げる可能性があるとした。

《纐纈敏也@DAYS》

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