7年ぶりの全面改良を受けたシトロエン『C3』。これまでのコンパクトハッチバックスタイルからコンパクトSUVスタイルへと変化を遂げ、ボディサイドには接触からボディを保護するユニークなエアバンプを装備し、デザイン面でのアクセントとしても作用している。
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7年ぶりのフルモデルチェンジ…SUVテイストにスタイル刷新 216万円から
プジョー・シトロエン・ジャポンは、新型シトロエン『C3』を発表、7月7日より販売を開始する。
7年ぶりのフルモデルチェンジを受けた新型C3は、全長3995×全幅1750×全高1495mmのコンパクトボディに、SUVの要素を取り入れたユニークなデザインを採用したほか、衝撃や接触からボディを保護するエアバンプを搭載。エクステリアカラーは7色を設定し、3色のルーフカラーと自由に組み合わせることができる。インテリアは水平基調のデザインを採用するとともに、シートやダッシュボードの形状を工夫し、広く快適な空間を追求した。
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プレヴォ社長「他ブランドユーザーにもご納得頂けると確信」
プジョー・シトロエン・ジャポンは7月7日、全面改良した『シトロエン C3』の販売を開始した。クリストフ・プレヴォ社長は都内で開いた発表会で「競合他車に対しても引けをとらないものをご提供することで、他ブランドユーザーにもご納得頂けると確信している」と強調した。
プレヴォ社長は「シトロエンのプロダクト戦略は世界中の市場に適用できるデザインを提供するだけではなく、現地での要求やお客様の期待に沿えるようなプロダクトを提供することに重きを置いている。そして日本のお客様はデザインの創造性から技術的なものにわたり非常にご要望のレベルが高いと認識している」と説明。
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個性派SUV“風”に進化したベストセラー[詳細画像]
シトロエンのベストセラー『C3』がフルモデルチェンジ。従来のスタンダードなコンパクトハッチバックから、コンパクトSUV風に変身。『C4カクタス』から始まる斬新かつポップなデザインを武器に、日本市場においてもその真価を問う。7月7日におこなわれた日本プレミアの会場から、「C3 シャイン」と、初期受注限定モデル「デビューエディション」を写真で紹介する。
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ゼニスウィンドウの代わりはパノラミックサンルーフ
プジョー・シトロエン・ジャポンが導入を開始するシトロエン『C3』は、実用性、快適な乗り心地、価格に加え、守られているという安心感や、個性を主張出来るユニークさやデザイン、そして、いつでも仲間と繋がっていたいという要望をベースに開発された。
◇ベストセラーのモデルチェンジ
2002年に初代がデビューしたC3は、シトロエンブランドにおけるベストセラーとして、世界累計販売台数は350万台を超え、シトロエン5台あたり1台を占める割合だ。日本ではその比率が3台あたり1台となり、日本においても重要なモデルと位置付けられる。そして、3代目も同様の役割を担うことになる。
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【試乗】久々、シトロエン大ヒットの予感がする…中村孝仁
シトロエンという自動車メーカーは昔から自動車を単なる鉄の塊とは捉えず、人間味のある姿形、そして動きをさせるのが得意だった。
プジョーに吸収されてPSAの一員となって以来、そうした面影を失っていたが、最近になってまたそれが復活してきたように感じる。最新鋭の『C3』に試乗して改めてそれを強く感じた。
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【試乗】“ダメンズ”でも可愛さにやられてしまう自分がいる…岩貞るみこ
独特のスタイルになった『C3』。全長は3.99mを切るコンパクトさだけれど、存在感は圧倒的だ。運転席に座ったあと、ドアを閉めようと手を伸ばした先にあるドアハンドルは革。効率や使い勝手を追及する世界から解き放たれる自由さが手に伝わってくる。
しかし、サイドミラーを合わせようとすると、スイッチはハンドルの奥にあり、ドラポジをとると手が届かない。ミラーを見る~スイッチで角度を変えるを繰り返さなければならないという、デザイン優先である。さらに、シフトインジケータはセンターパネルの下の方にあり、すぐ手前にはドリンクホルダー型の小物入れがある。高さのあるものを置いたら、インジケータ見えないんですけれど。というか、スポーツモードスイッチ、押せませんよね?という具合。デザイン、自由だ。自由すぎる。
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【試乗】惚れさせられるコンパクトカー、ではある…島崎七生人
個人的に選ぶならサーブル(褪めたベージュ)かアーモンドグリーンなどのペールトーン。もう購入同然の気分でこんな原稿を書いているほど、気になっていたクルマだった。やっと試乗が叶い、もちろん小躍りしているところ、ではある。
『C4カクタス』の存在が既視感を煽るのは当然で、とくにフロント回りは個別に見たら区別がつかない。ただしダブルシェブロンの左右にメッキのバーを伸ばした薄いグリルは、『C4ピカソ』などと共通の最新のシトロエンのデザイン要素でシトロエンのラインアップの本流であることの表現か。ちなみにリヤのダブルシェブロンはフロントとは異なる、メッキの縁取りに黒の挿し色を入れたもので、これはカクタスのフロントと共通パーツか!?
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我々はなぜ「イタフラ車」に惹かれるのか…愛すべき最新コンパクト4選
無性に乗ってみたくなる
今からもう、25年も前のこと。仕事で初めて訪れたパリで、ちょっとしたカルチャーショックを受けた。否、予備知識はあったのだ。小さいころからクルマ雑誌に囲まれて育ったから、ヨーロッパの街街では洒落た小さなクルマたちが元気よく走り回っている、なんてことは、先刻承知のはずだった。
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我々はなぜ「イタフラ車」に惹かれるのか…愛すべき最新コンパクト4選
SUVスタイル×コンパクト=最強? 最新トレンド3車種に注目
最近のクルマにまつわるトレンドと言えば、コンパクトカーとSUVのふたつがキーワード。日々の実用性、経済性を考えれば、昨今の進化したコンパクトカーはまさに絶好の選択だし、クルマを通じてアクティブ感を演出するとか、生活を楽しいものにするとなると、にわかにSUVの存在が浮かび上がってくるのだ。