2013年に販売が開始されたCセグメントハッチバックのボルボ『V40』は2016年に大幅改良を受け、エクステリアやインテリアの変更が施された。ボルボのフィロソフィーに従い、豊富な運転支援システムも搭載されている。
目次
シリーズを発売…フロントフェイス一新
ボルボ・カー・ジャパンは、ショートワゴン『V40』『V40クロスカントリー』を大幅改良し、7月5日より販売を開始した。
新型V40シリーズは、フロントフェイスを一新。新型XC90を想起させる新デザインのグリルや北欧神話由来の「トールハンマー」を模したT字型のLEDヘッドライトを全グレードに標準装備し、モダンで洗練された外観を演出。ボディカラーには、新色のアマゾンブルーやデニムブルーを含む5色を追加した。
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まるでフルモデルチェンジ? 最新内外装を見る[詳細画像]
2013年の登場以来、シャシー改良、新インフォテイメント採用、エンジンラインアップ刷新と段階的な進化をとげて来たボルボ『V40』。7月の大幅改良では、ついに内外装に最新のボルボデザインを採用したことで「最初期モデルと比べると、フルモデルチェンジ並みの改良」(ボルボ・カー・ジャパン広報)となった。
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299万円のエントリーモデルを追加…充実の安全装備は継承
ボルボ・カー・ジャパンは、国内最量販モデル『V40』シリーズに「V40 T2キネティック」 を追加し、2月1日より販売を開始した。
V40 T2キネティックは、Drive-E1.5リットル4気筒ガソリンターボエンジンを搭載したT2パワートレーンを新たに採用し、本体価格300万円を切るエントリーグレードとして導入する。
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【3600km試乗 前編】セグメント最高峰の「疲れないクルマ」…井元康一郎
スウェーデンの乗用車メーカー、ボルボ・カーズのプレミアムCセグメント(BMW『1シリーズ』、アウディ『A3』などのクラス)5ドアハッチバックモデル、『V40クロスカントリー』で東京~鹿児島間を周遊する3600kmロングツーリングをする機会を得たのでリポートする。
V40クロスカントリーは『V40』をベースに、冒険心をかき立てられるようなアウトドア的趣向の演出がエクステリアを中心に加味されたモデル。無塗装ブラックのプロテクションモールがボディ下部につけられ、フロント&リアバンパーもブラック部分が多いなど、都会派デザインのV40に対し、野趣が表に出ている。
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【3600km試乗 後編】「地味っ子高級車」の妙味をどう伝えるか…井元康一郎
ボルボのCセグメントツアラー『V40クロスカントリー D4 Summum』で東京~鹿児島間を3600kmあまり周遊した。本編ではパワートレインのパフォーマンスや燃費、アメニティ、安全装備などについてリポートする。
爽快感のあるパワートレイン
試乗車のパワートレインは190ps/400Nm(40.8kgm)を発生する2リットル4気筒ターボディーゼル「D4」と8速ATの組み合わせ。ディーゼルの燃料噴射システムや排ガス浄化装置など基幹システムのサプライヤーはデンソー、「8速ギアトロニック」と称するATもアイシンAWとの共同開発と、日瑞合作と言えるこのパワートレインの出来はとても良いもので、V40クロスカントリーに高い動力性能を与えていた。
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【Cセグ ディーゼル比較】ディーゼルハッチはスポーツカーか、エコカーか…大谷達也
経済性に優れるだけでなくパワフル。そんな特徴をもつディーゼルエンジンを搭載したハッチバックモデルがにぎわいを見せている。コンパクトなボディは取り回しに優れるだけでなく、最先端のクリーンディーゼルエンジンを積むことで、ガソリンモデルに負けないスポーツ性能を発揮する。
そんな「ハッチバック×ディーゼル」に注目し、昨年7月に最新クリーンディーゼル「BlueHDi」が搭載したプジョー『308』、北欧生まれで安全装備が充実したボルボ『V40』、個性派モデルのMINI『5ドアハッチバック』、そして国産車のマツダ『アクセラスポーツ』と4台のCセグメント・ハッチバックを集めた。その特徴、走りをモータージャーナリストの大谷達也氏と南陽一浩氏がレポートする。前編は大谷氏によるインプレッションをお届けする。
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バリエーション豊富なCセグメントハッチバック×ディーゼル。個性的な4台を大谷達也氏が解説する
【Cセグ ディーゼル比較】コンパクトカーでこそ活きるディーゼルの味とは…南陽一浩
経済性に優れるだけでなくパワフル。そんな特徴をもつディーゼルエンジンを搭載したハッチバックモデルがにぎわいを見せている。コンパクトなボディは取り回しに優れるだけでなく、最先端のクリーンディーゼルエンジンを積むことで、ガソリンモデルに負けないスポーツ性能を発揮する。
そんな「ハッチバック×ディーゼル」に注目し、昨年7月に最新クリーンディーゼル「BlueHDi」が搭載したプジョー『308』、北欧生まれで安全装備が充実したボルボ『V40』、個性派モデルのMINI『5ドアハッチバック』、そして国産車のマツダ『アクセラスポーツ』と4台のCセグメント・ハッチバックを集めた。その特徴、走りをモータージャーナリストの大谷達也氏と南陽一浩氏がレポートする。後編は南陽氏によるインプレッションをお届けする。
【Cセグ ディーゼル比較】コンパクトカーでこそ活きるディーゼルの味とは…南陽一浩 画像
後継車を開発… EVも設定へ
ボルボカーズは5月24日、主力コンパクトカーの『V40』の後継モデルの開発計画を発表した。
初代V40は1995年に、4ドアセダンの『S40』とともに登場したステーションワゴン。生産は三菱自動車との合弁会社で、オランダのネッドカーで行われた。2004年、2代目への移行を機に、V40は『V50』へネーミングを変更。V40の名前は、いったん消滅した。
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最終モデル「クラシック」で長距離試乗…シンプルで素直な“味”は色褪せない
最後のボルボ V40を味わう。
ボルボという自動車メーカーの名前を知ったのは、いつ頃だっただろう。思い返してみると、最初に「クルマが欲しい」と思って自動車雑誌を食い入るように見ていたときだった気がする。友達と気軽に出かけられて、快適にドライブできて、荷物もそれなりに積めるクルマ……。