トヨタ ハイラックス 改良新型、欧州発表…7月から販売開始

さらに力強さを増したフロントマスク

最大出力204hpの2.8リットルディーゼルを追加

冒険心にあふれる「無敵」グレード

トヨタ・ハイラックス 改良新型(欧州仕様)
トヨタ・ハイラックス 改良新型(欧州仕様)全 23 枚

トヨタ自動車の欧州部門は、改良新型『ハイラックス』(Toyota Hilux)を発表した。7月に東ヨーロッパ、10月に西ヨーロッパで、販売が開始される予定だ。

改良新型では、新しいデザインの採用、パワフルな2.8リットルエンジンの追加、オンロードとオフロードのパフォーマンスの向上、快適性の向上、装備のアップグレードなどが行われている。

さらに力強さを増したフロントマスク

改良新型の表情は、大胆でパワフルな3次元グリルと新デザインのフロントバンパーによって、イメージチェンジを図った。新設計のフロントとリアのLEDライトクラスター、新しいマシンフィニッシュ、ブラックの18インチアルミイホイールなども採用された。ボディカラーには3種類の新色として、エモーショナルレッド、ダークブルー、オキサイドが追加されている。

アップグレードされたインテリアには、新設計のコンビメーターと、機械式ボタンとダイヤルを採用した新しい8インチのセンターコンソールマウントインフォテインメントスクリーンがある。Appleの「CarPlay」とグーグルの「Android Auto」も導入され、スマートフォンとの連携が強化された。トヨタ・ハイラックス 改良新型(欧州仕様)トヨタ・ハイラックス 改良新型(欧州仕様)

改良新型には、スマートエントリー&プッシュボタンスタート、衛星ナビゲーション、オートエアコン、フロントとリアのパーキングセンサー、800Wの 8チャンネルアンプと「CLARi-Fi」テクノロジーを組み込んだJBL の9スピーカープレミアムサウンドシステムが装備されている。

幅広いアクセサリーにより、顧客のカスタマイズニーズに応える。改良新型には、樹脂製スポーツバー、電動アルミ製ロールカバー、テールゲートロック、ハードトップ、12Vのデッキ取り付け式電源などが用意されている。

最大出力204hpの2.8リットルディーゼルを追加

改良新型のパワートレインには新たに、より強力な2.8リットルディーゼルエンジンが追加された。最大出力は204hp、最大トルクは51kgmを引き出す。この新しいエンジンは、0~100km/h加速が10秒だ。2.4リットルディーゼル搭載車よりも2.8秒速い。燃費は12.8km/リットルで、CO2排出量は204 g/kmとした。トヨタ・ハイラックス 改良新型(欧州仕様)トヨタ・ハイラックス 改良新型(欧州仕様)

新しい2.8リットルのパワートレインは、エクストラキャブとダブルキャブの2種類のボディに設定される。トランスミッションは、6速MTまたは6速ATから選択できる。

改良新型のエンジニア面の目標は、伝統のオフロード性能を維持しながら、オンロードの快適性を向上させることだ。改良新型では、サスペンションとパワーステアリングシステムの改良により、快適性とドライバビリティを引き上げた。サスペンションは、フロントとリアのショックアブソーバーのチューニングの見直しやスプリングのデザインを変更。新設計のブッシュにより、滑らかな乗り心地と、段差を通過する際の衝撃の低減を目指した。

新しい電子システムによって、機械式LSD(2WDモデル)の効果をさらに引き出すようにした。アイドリング時のエンジン回転数は、850 rpmから680 rpmに引き下げられた。VSCシステムもアップデート。新たにタイヤ角度モニターが採用されている。トヨタ・ハイラックス 改良新型(欧州仕様)トヨタ・ハイラックス 改良新型(欧州仕様)

冒険心にあふれる「無敵」グレード

改良新型には最上位グレードとして、「Invincible(無敵)」グレードが用意される。エクストラキャブとダブルキャブで選択可能なこのグレードは、より冒険的で洗練されたスタイリングを追求している。

エクステリアでは、専用のフロントグリルとバンパー、スキッドプレート、オーバーフェンダー、ドアハンドル、ホイール、テールゲートのデザインが特長だ。インテリアには、専用のコンビメーター、ブラックメタリック&ブラッククロームのトリムアクセント、スマートエントリーキーを備える。ダブルキャブでは、クリアブルーのドアトリムイルミネーションとデュアルトーンの穴あきレザーシートが追加されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー250』発売、520万円から…特別仕様車も
  2. マツダ、新型3列シートSUV『CX-80』をついに世界初公開 日本導入時期は
  3. トヨタ ランドクルーザー250 をモデリスタがカスタム…都会派もアウトドア派も
  4. <新連載>[低予算サウンドアップ術]“超基本機能”をちょっと触って、聴こえ方を変える!
  5. アルファロメオ『ジュニア』がミラノ・デザインウィーク2024に登場
  6. 一気に200馬力以上のパワーアップ!? アウディのスーパーワゴン『RS4アバント』後継モデルは電動化で進化する
  7. 女性向けキャンピングカー「Nomad Lux」デビュー 5月3日初公開
  8. ピアッジオが創立140周年、記念してペスパの特別仕様を発売---140台限定
  9. トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
  10. 日産はなぜ全固体電池にこだわるのか? 8月にも横浜工場でパイロットプラントを稼働
ランキングをもっと見る