阪神電気鉄道(阪神)は6月12日、同社が保有する全車両(358両)の車内に、6月中旬から順次、抗ウイルス・抗菌加工を施すと発表した。
同社では新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、定期的に車内の消毒などを行なってきたが、今回は、インフルエンザウイルスなどに対して、効果が数年間持続されることが確認されている抗ウイルス・抗菌剤を、座席や吊り革、握り棒、窓などに噴霧加工することで、さらに安心して乗車できる車内環境を整える。
阪神では、使用する抗ウイルス・抗菌剤が人体や環境に影響を与えることはないとしており、加工作業は9月末までに順次実施。加工済の車内にはそのことを示すステッカーが掲出される。