古野電気、無人運航船の実証実験に参画---日本財団、2025年までの実用化めざす

無人運航船の未来創造
無人運航船の未来創造全 4 枚

古野電気は、日本財団が主催する「無人運航船の実証実験にかかる技術開発共同プログラム」に参画し、契約を締結した。古野電気が6月15日に発表した。

日本財団のプログラムは、2025年までに世界初となる無人運航船の実用化にむけて、実施される。日本財団の助成金による支援のもとで、国内各分野の企業が協力して実証実験を行なう。

古野電気は、本プログラムに採択された2つのコンソーシアム(「無人運航船の未来創造~多様な専門家で描くグランドデザイン~」および「内航コンテナ船とカーフェリーに拠る無人化技術実証実験」)のメンバーとして、プログラムに参画する。

「無人運航船の未来創造~多様な専門家で描くグランド・デザイン~」は、東京湾~北海道苫小牧間を運航するコンテナ船を実験船とし、無人運航船が支える新時代の国内物流社会の実現を目標とする。日本海洋科学ほか21社の、自動運航船分野ですでに実績を有する多彩な専門家集団によるオープンコラボレーションで取り組む。

スマートフェリーの開発スマートフェリーの開発

「スマートフェリーの開発」は三菱造船と新日本海フェリーからなるコンソーシアムによるプロジェクトだ。大型内航フェリーの実航海において、離着岸を含む無人運航の実証に加え、将来の機関部故障予知実現に向けて監視強化の効果を確認する。

古野電気は、船舶用レーダーや無線通信装置の開発で培った技術・ノウハウを活かし、この分野での技術開発に取り組む。これまで古野電気は、無人運航船の実現に向けて、独自のセンサー技術を生かした「周囲状況把握(認知)」、「周囲状況把握の結果に基づいた避航操船(判断)」などの研究開発に取り組んでいる。

無人運航船の実用化に向けた古野電気の取り組み無人運航船の実用化に向けた古野電気の取り組み

《高木啓》

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