スズキのインド子会社のマルチスズキは6月16日、『スイフト』(Suzuki Swift)がインド発売15周年を迎え、累計販売台数220万台以上と、インド最量販プレミアムハッチバックになった、と発表した。
マルチスズキは2018年1月、インド市場において、インドで現地生産した現行スイフトの販売を開始した。インド向けの現行スイフトのエンジンは、ガソリンが1.2リットル、ディーゼルが1.3リットルで、トランスミッションは5速MTとAGS(オートギアシフト)が選択できる。
現行スイフトは、インド現地生産車としては、3世代目モデルになる。車両の組み立ては、インド・グジャラート工場で行われている。
マルチスズキは、スイフトの販売に「i-create」と呼ばれるパーソナリゼーションシステムを導入した。顧客は、自分好みのスイフトをカスタマイズできるようになり、若い顧客の間で人気になった。これにより、スイフトは30%近くの市場シェアを獲得し、2019~2020年度のインドプレミアムハッチバックセグメントにおいて、最量販車になっている。
スズキ・スイフト(インド仕様)また、スイフトは、歴代3モデルがすべて、インドカーオブザイヤーを受賞した。初代は2006年、2代目は2012年、現行の3代目は2019年、インドカーオブザイヤーに輝いた。マルチスズキは、スイフトはインドカーオブザイヤーを3回受賞した唯一の車、としている。