極東開発工業は、タンク内への吸水をスイッチひとつの操作で自動化した新型「スーパー散水車」を開発し、6月30日より販売を開始する。
新機種は、タンク内への吸水作業時のバルブ切換えやエンジン回転数の調整をスイッチひとつで自動制御することにより、手動で行っていたバルブやボリュームスイッチ(エンジン回転数調整スイッチ)の操作が不要となった。これにより、吸水作業の準備から完了までの工程を約1/2(同社従来比)に短縮。吸水作業完了後は切換弁を自動で「排出」(散水準備)に切換えるため、スムーズに散水作業を始めることができる。
また、視認性と操作性に優れた専用のスイッチパネルや、吸水時に必要な呼水注水作業を不要とするタンク内に設定した呼水室など、より効率的な自動吸水を実現するオリジナル装備を搭載。さらに前後散水装置のきめ細やかな散水量調整機能を新たに追加したキャブ内操作スイッチや、簡単にタンク・配管内の水抜きが可能な水抜きスイッチなど、オールマイティーな作業を実現する装備で使いやすさを高めた。
価格(シャシ・消費税別)は240万円。
自動吸水式 新型「スーパー散水車」