強靭なクロスオーバーSUVを中心に開発をする、米国カリフォルニアの新興メーカー『レズバニ』が新たなハードコアモデルを開発していることがわかった。
レズバニは2017年に地球上で最強と言われた『タンク』を発表、2019年にはジープ『ラングラー』JKプラットフォームを採用、走行性能や剛性をさらに強化した『タンクX』を公開している。
そして2020年夏、新たなハードコア・クロスオーバーSUVを発表すると予告、そのティザーイメージを初公開した。その名はギリシャ神話最大の英雄と伝えられる「ヘラクレス」から由来する『レズバニ ヘラクレス 6x6』だ。
同社によると、「これまでで最も強力、最も有能な6輪駆動トラック」だという。公開された画像には、「タンク」より薄型のヘッドライト、鍵型LEDデイタイムランニングライト、立体的ボンネットフード、迫力のフェンダーフレア、6つのオフロードタイヤなどが見てとれる。
レズバニ ヘラクレス 6 x 6 ティザーイメージ詳細はまだ発表されていないが、CEOのレズバニ氏によると、フレームオンボディ構造と、FOX Racingとの提携により設計されたワールドクラスのサスペンションを特徴とするという。
またミリタリーエディションと名付けれらたハイエンドモデルも設定。ボディアーマー、防弾ガラス、20以上のハイセキュリティ機能を備えるという。
レズバニ タンクX予想されるパワートレインは、ジープ『ラングラー』から流用される、3.6リットル「Pentastar」V型6気筒エンジンを搭載、最高出力は289ps、最大トルク353Nを発揮する。また上位モデルには最高出力507psを発揮する6.4リットルV型8気筒や、6.2リットルV型8気筒ターボチャージャーエンジンなどがラインアップされる。
気になる価格は不明だが、タンクXが3,700万円だったことを考慮すれば、同額程度が予想されるだろう。またこれだけの高額モデルなのに、返金可能なわずか266ドル(約2万8千円)で予約を受け付けているのも興味深い。
レズバニ タンクX