ごみ収集に燃料電池車---東京都、港区、早大が開発・試験運用で協定

早稲田大学と東京都、港区はは6月25日、水素社会の実現を目指して燃料電池ごみ収集車の開発・試験運用に向けて協定を締結したと発表した。

走行距離が長く、動力としても多くのエネルギーを必要とする業務用車両における水素燃料の使用は、脱炭素化や水素利用の拡大のために有望視されている。燃料電池ごみ収集車は、走行時に大気汚染物質を一切排出せず、走行や作業時、高い静粛性を確保できることから、ごみ収集時の作業環境や生活環境の生活向上にも貢献する。

東京都と早大は、都市の特性に適した燃料電池ごみ収集車の開発・試験運用で協力してきた。今回、燃料電池ごみ収集車の開発・試験運用を港区で実施することで3者が合意した。

燃料電池ごみ収集車の開発・試験運用の円滑な実施に向けて、緊密な連携と協力を図るため、必要な基本事項を定めた。港区は通常のごみ収集ルートでの試験運行、東京都が事業全体の進行管理、関係機関との調整、早大が都市部での使用を想定した車両の改造と性能・導入効果の評価をそれぞれ担当する。

2020年度に燃料電池ごむ収集車の開発を完了して、2021年度に試験運用を開始する予定。

《レスポンス編集部》

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