メルセデスベンツ、スマートEVの工場を売却へ…グローバル生産ネットワークを再編

スマートのEVを生産しているメルセデスベンツのフランス・ハムバッハ工場
スマートのEVを生産しているメルセデスベンツのフランス・ハムバッハ工場全 5 枚

メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は7月3日、スマートのEVを生産しているフランスのハムバッハ(ハンバッハ)工場の売却に向けた協議を開始すると発表した。

ハムバッハ工場は1997年10月、操業を開始した。2019年からは、4世代目スマートのEV、スマート『EQ フォーツー』と『EQ フォーツーカブリオ』を生産している。

現在、ハムバッハ工場では約1600人の従業員を雇用している。同工場のスマート『フォーツー』の累計生産台数は、220万台を超えている。

メルセデスベンツは現在、CO2ニュートラルな未来のモビリティへの道を進んでおり、今後数年間で会社の変革に多額の投資を行う予定だ。メルセデスベンツは、ラインナップの電動化だけでなく、デジタル化にも注力している。同時に、コスト構造を持続的に改善し、大幅に効率化するために多くの対策を講じてきた。このための重要な手段が、グローバル生産ネットワークの再編だ。そこでメルセデスベンツは、フランス・ハムバッハ工場の売却について、協議を開始することを決定した。

スマート EQ フォーツー・クーペ 改良新型スマート EQ フォーツー・クーペ 改良新型

なお、現行のスマート車は引き続き、ハムバッハ工場で生産される。次期型については、メルセデスベンツと浙江吉利控股集団との中国合弁、スマートオートモービルで生産することが決まっている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
  2. 『N-BOXカスタム』用パーツが一挙発売、ブリッツからエアクリーナーシリーズ4種類・5製品が発売
  3. 空力とエンジン性能を高める“穴”の真相~カスタムHOW TO~
  4. EV戦略の“怪”、世界的には「失速」、国内は充電設備1年間で「3割増」[新聞ウォッチ]
  5. 「何にでもなれる自由な存在」グランドクロスオーバー、スズキ『GSX-S1000GX』の凄みとはPR
  6. ホンダの新型SUV『WR-V』、発売1か月で1万3000台を受注…月販計画の4倍超
  7. ポルシェ『カイエンGTS』改良新型、日本での予約を開始---価格は1868万から
  8. ロイヤルエンフィールド INT 650 発売、価格は94万7100円より…ブラックアウトの「DARK」を新設定
  9. メルセデスAMG GT 新型に816馬力の電動「63」登場…0~100km/h加速2.8秒
  10. 自動運転「レベル4~5」は実現しない? 国際学会が自動運転技術に警鐘
ランキングをもっと見る