自動運転に向けたインフラを整備 国土交通技術行政の方向性まとめ

(イメージ)
(イメージ)全 2 枚

国土交通省は7月3日、国土交通技術行政の基本政策懇談会が今後の国土交通技術行政のセカンドステージの方向性を提示したと発表した。

懇談会は「第4次国土交通技術基本計画」のもと、国土交通分野における科学技術の総合的、計画的な振興を図るため、国土交通省が研究開発する課題、実施する施策について議論し、今後の技術政策の方向性、具体的な施策の提案を含めセカンドステージのとりまとめを行った。

それによると新たなモビリティサービスの政策の方向性として地方部での公共が担うべき役割を明確化することや、MaaS実現に向けた新技術を導入するための議論を関係機関が連携すること、信号システムの改良など、技術開発・導入の検討などが必要としている。

その上で具体的な施策としてプラットフォームの連携強化を国が率先して実施することや、地方のモビリティの効率的利活用に向けた技術的課題についての検討、MaaSの実証実験や普及に必要な基盤づくりへの支援、道路整備の高度化や道路空間の再配分の取り組みの推進を提案した。

国土交通技術行政セカンドステージの方向性の概要国土交通技術行政セカンドステージの方向性の概要

物流・ロジスティクス政策の方向性では、自動運転・隊列走行、AI活用、ロジスティクス改革など技術的色彩の強い革新、モビリティ資源の相互連携や有効活用が可能になる技術革新などを挙げる。施策としては自動運転、ドローン配送、生活支援サービスを実施するとともにそれに向けたインフラ整備や、物流・商流情報の共有を可能とするデータプラットフォームの構築を提案する。

今後は国土交通技術政策の方向性や具体的な施策の提案について懇談会サードステージを立ち上げ、議論していく。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
  2. 一気に200馬力以上のパワーアップ!? アウディのスーパーワゴン『RS4アバント』後継モデルは電動化で進化する
  3. 日産『キャシュカイ』改良新型、表情を大胆チェンジ…欧州発表
  4. トヨタ『クラウンセダン』は違う---水素を使う理由と苦労をチーフエンジニアが語る
  5. シトロエン C3エアクロス 新型、間もなくデビューへ…ティザー
  6. 女性向けキャンピングカー「Nomad Lux」デビュー 5月3日初公開
  7. 日産はなぜ全固体電池にこだわるのか? 8月にも横浜工場でパイロットプラントを稼働
  8. ホンダ『N-VAN』一部改良、急アクセル抑制機能を装備…アウトドアスタイルの特別仕様も
  9. ピアッジオが創立140周年、記念してペスパの特別仕様を発売---140台限定
  10. 春爛漫の新潟に名車が集結…20世紀ミーティング2024春季「クラシックカー&バイクの集い」
ランキングをもっと見る