平成筑豊鉄道田川線は7月18日に再開予定…JR芸備線は三次駅で車両が孤立 令和2年7月豪雨

犀川~油須原間の7月18日再開を予定している平成筑豊鉄道田川線。
犀川~油須原間の7月18日再開を予定している平成筑豊鉄道田川線。全 2 枚

福岡県の平成筑豊鉄道は7月15日、令和2年7月豪雨の影響で運行を見合わせている田川線犀川(さいがわ)~油須原(ゆすばる)間を7月18日始発から再開すると発表した。

同区間は、崎山~源じいの森間で落石が確認されたことに加えて、斜面崩壊の危険があるとして、7月12日からバス代行を実施しているが、復旧工事の計画が確定したとして、再開へ向かうことになった。

ただし、今回の再開は仮復旧となり、再開後も復旧作業が継続されるため、徐行運転などで遅延が見込まれる。また、今後の気象状況や復旧作業の状況、試運転の結果次第では再開時期が変更になる場合があるとして、遅くとも7月17日10時には再開についての確実な情報を提供することにしている。

このほか令和2年7月豪雨関連では、7月15日、JR西日本芸備線で東城~備後落合間の終日運休が決定。備後落合~下深川間では上三田~中三田間で軌道付近にある河川の護岸が、西三次~志和地(しわち)間で路盤が流出し、再開の見通しが立っていない。その関係で、途中の三次駅(広島県三次市)では車両が取り残されているため、下深川~広島間では大幅な減便や編成短縮が行なわれている。

7月15日の芸備線は東城~下深川間の120km余りで広範囲に運行を見合わせている。備後落合~下深川間は再開の見通しが立たず、写真の三次駅では車両が取り残されている。7月15日の芸備線は東城~下深川間の120km余りで広範囲に運行を見合わせている。備後落合~下深川間は再開の見通しが立たず、写真の三次駅では車両が取り残されている。

木次線出雲横田~備後落合間も7月14日に続いて運行を見合わせているが、こちらは早くとも7月15日17時以降に再開する見込みとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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