コンチネンタル(Continental)は7月24日、EVやハイブリッド車などの電動パワートレイン車向けに、専用タイヤを開発した、と発表した。
この専用タイヤは、ウェットとドライの路面での安全性、精密なステアリング、短い制動距離、アクアプレーニングの防止、そして非常に低い転がり抵抗を重視して、開発が行われた。
電動パワートレイン車は、バッテリーを搭載する影響で、車両重量が大きい。また、高トルクのモーターを使って発進するために、エンジン車よりもタイヤの摩耗が進む可能性がある。
そこでコンチネンタルは、トレッドパターンとコンパウンドを専用設計した。コンパウンド、トレッドパターン、サイドウォールなどのタイヤ構造、全体の重量を最小限に抑えることにより、低い転がり抵抗を追求している。
また、モーター走行時の室内の静粛性を保つために、タイヤとロードノイズを最小限に抑えることも重視された。コンチネンタルは、「ContiSilent」と呼ばれるテクノロジーを採用して、タイヤに一種のフォームインレイを追加することにより、静粛性を高めているという。