ポルシェ『911』(992世代)に設定されるハイエンドモデル『911 GT3ツーリング』の最新プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。
開発テストが終盤に入っているプロトタイプは、カモフラージュも軽く、あちこちに数センチの黒いテープとリアバンパーにフェイクのプラスチックパネルを装着しているのみだ。
「GT3」との最大の違いは、大型の固定リアウィングがなく、代わりに電動アクティブスポイラーを装着している点だろう。また細いスポークを備える新設計のセンターロック式ブラックアロイホイール、赤いブレーキキャリパーなども見てとれる。
ポルシェ 911 GT3ツーリング 新型プロトタイプ(スクープ写真)
最新のプロトタイプには、2人が搭乗していることにも注目だ。テストドライバーに加えて、ラップトップを手にするオペレーターも確認でき、おそらく市販へ向け最終的なデータを集計しているはずだ。
パワートレインは、GT3同様に4.0リットル自然吸気フラット6エンジンの改良バージョンが搭載される見込みだ。最高出力は550psで、現行型の494psから大きくアップデートされる。現行型では6速MTが採用されているが、新型ではPDKがオプション設定される可能性もあるという。
ポルシェは911 GT3新型を9月に発表予定だが、GT3ツーリングも年内に登場すると予想されている。
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