ファスト&ラウド
イケてない!だなんてクライアントの前では言えない...
リチャードのところへ息子と共に訪れたのは、彼の20年来の友人ジョー・マウロ。彼からの依頼は彼の父が残していった1985年式ジマーを動かせるようにして、将来息子のジョセフに譲りたいという。
『マスタング』や『クーガー』などをベースに、エアコンや4輪ディスクブレーキ、パワステなど当時の最新装備を盛り込んだ85年式ジマーは、ジョー曰く生産台数はたったの3台だったらしい。だがこの個体に積まれているのは馬力のないフォード302エンジン。ハイグレードではあるが非力で時代遅れなくせに4万ドルもするなんて…というのはリチャード談だ。
最初の難関はガレージから作業場へ移す作業。ここでぶつける訳にはいかない。長い車体が故に出庫に手間取るクルーたち。「セレブな気分だ」などと口にしながら快調に走り出したかと思ったら、今度はレジスターから突然煙が。どうやら磨き上げるだけでは済まなそうだ。問題の箇所を修理し磨き上げ、キャブレターからブレーキ、リムなどに手を加え、現代のホッドロッドに生まれ変わった85年式ジマー。だがまだリチャードはカッコ悪いってさ。クライアントであり友人でもあるジョーとその息子ジョセフの前では言わないけれど…。さあ続きはDplayで!【レスポンス編集部】
1985年式ジマー