【第104回インディ500】佐藤琢磨また快挙! 異例の8月&無観客開催、3年ぶり2度目の頂点に!!

自身3年ぶり2度目のインディ500制覇を達成した#30 佐藤琢磨。
自身3年ぶり2度目のインディ500制覇を達成した#30 佐藤琢磨。全 8 枚

世界3大レースのひとつ、北米最大最高のレースイベントである「インディ500」の第104回大会が現地23日に決勝日を迎え、日本の佐藤琢磨が3年ぶり2度目となるトップチェッカーを受けた。

コロナ禍によって、例年の5月ではなく8月の開催になった2020年のインディ500。原則無観客開催、今年は“静かなる聖地”ということになったインディアナポリス・モーター・スピードウェイ(オーバルコース)での決勝大一番に、33台のマシンが挑んだ。

日本期待の佐藤琢磨(#30 Rahal Letterman Lanigan Racing/ホンダ)はインディ500での予選自己最高位(3位)につけるなど、2週間弱という期間の戦いを好調に進めてきた。インディ500の決勝ローリングスタートは1列3台のグリッド編成なので、最前列の外側からの発進である。

レースを支配的に進めたのは現代インディカーの盟主といえる存在、予選2位のスコット・ディクソン(#9 Chip Ganassi Racing/ホンダ)だったが、200周レースの終盤50周ほどは琢磨がマッチレース的な展開に持ち込む。そして最終盤は琢磨が先頭、これをディクソンが追って攻める形勢に。残り10周を切る頃から数台のラップダウンがトップバトルの前に出てくるが、琢磨はこれも切り抜けて先頭を守ってゆく。

自身3年ぶり2度目のインディ500制覇を達成した#30 佐藤琢磨。自身3年ぶり2度目のインディ500制覇を達成した#30 佐藤琢磨。

すると、残り5周というところで後続に大きなクラッシュがあり、フルコースイエローコーションに。レースはそのまま隊列スロー走行でのチェッカーフラッグとなり、琢磨が3年ぶり2度目のインディ500制覇を成し遂げた(現所属のRahal Letterman Lanigan Racingで琢磨がインディ500に勝つのは初。3年前の優勝時はAndretti Autosport所属だった)。

2017年に日本人ドライバーとして初制覇の偉業を達成した琢磨。2勝目は“8月の無観客開催”という特別なインディ500での達成となっている。

8月の無観客開催となったインディ500、#30 佐藤琢磨(中央)がイエローコーション下でのトップチェッカーを受ける。8月の無観客開催となったインディ500、#30 佐藤琢磨(中央)がイエローコーション下でのトップチェッカーを受ける。

*コメント等は追って掲載。なお、上記の結果等はゴール直後の確認状況に基づくもの(掲載写真はインディ500の会期中のものだが、決勝日撮影とは限らない)。

《遠藤俊幸》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  3. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  4. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  5. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  6. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  7. ホンダ『ヴェゼル』マイナーチェンジで3グレードに集約、納期改善へ…「HuNT」「PLaY」新設定で個性強調
  8. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  9. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  10. MINIに新種『エースマン』登場、航続406kmのEV…北京モーターショー2024
ランキングをもっと見る