マツダ6 に2021年モデル、「カーボンエディション」設定…9月末に米国発売

ブラックアクセント+赤レザー内装のカーボンエディション

最大出力250hpの2.5リットル直4ターボ

最新のマツダコネクト

G-ベクタリング コントロール プラスを全車に搭載

最新の「i-ACTIVSENSE」も全車標準

マツダ6 の2021年モデルのカーボンエディション(北米仕様)
マツダ6 の2021年モデルのカーボンエディション(北米仕様)全 17 枚

マツダの米国部門の北米マツダは9月1日、『マツダ6』(Mazda 6)の2021年モデルを発表した。現地ベース価格は2万4325ドル(約260万円)で9月末、米国のディーラーに到着する予定だ。

ブラックアクセント+赤レザー内装のカーボンエディション

2021年モデルには、全車にAppleの「CarPlay」とグーグルの「Android Auto」が標準装備される。また、2021年モデルには、「カーボンエディション」が設定された。

カーボンエディションには、ポリメタルグレーのボディカラー、ブラックメタリックの19インチアルミホイールが採用されている。ドアミラーとリアリップスポイラーは、グロスブラックで仕上げられた。

インテリアは、クロスステッチを配した赤いレザーシート、ダッシュボード&ドアパネルの黒いヘアラインアクセントが特長だ。ダッシュボードとセンターコンソールのアームレストには、赤いステッチが追加されている。マツダ6(北米仕様)マツダ6(北米仕様)

最大出力250hpの2.5リットル直4ターボ

2021年モデルのパワートレインには、上級グレードに直噴2.5リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」搭載車を設定する。最大出力は250hp、最大トルクは44.2kgmを発生する。

この直噴2.5リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンには、マツダの「ダイナミック・プレッシャー・ターボ」を採用した。新設計のポートを使用してターボチャージャー内に空気を取り入れることで、ほぼ即座にブーストが得られる。その一方で、低負荷走行時には、4気筒のうちの2気筒を休止して、燃費を稼ぐ。トランスミッションは、スポーツモード付きの6速ATを組み合わせた。

2021年モデルでは、新しいターボエンブレムがトランクに追加された。これにより、パワートレインを識別しやすくしている。マツダ6(北米仕様)マツダ6(北米仕様)

最新のマツダコネクト

マツダ6の2021年モデルには、最新の「マツダコネクト」が採用された。8インチのフルカラーセンターディスプレイは、タッチ操作が行える。

USBポートが2個装備されており、スマートフォンなどの充電が行える。ヘッドアップディスプレイの「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」も、「グランドツーリングリザーブ」以上のグレードに採用された。車両に関する情報を直接、フロントガラスに表示する。

トップグレードの「シグネチャー」には、インテリアに日本の栓木を用いた本杢素材を標準装備する。パーチメントまたはディープチェスナットのナッパレザーが選択できる。7インチのTFTデジタルゲージディスプレイ、マツダナビゲーションシステムも標準だ。マツダ6(北米仕様)マツダ6(北米仕様)

G-ベクタリング コントロール プラスを全車に搭載

2021年モデルには、マツダの新世代車両運動制御技術の「スカイアクティブ・ビークルダイナミクス」(SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS)の第二弾となる「G-ベクタリングコントロール・プラス」 (G-Vectoring Control Plus)を、全グレードに標準装備した。

スカイアクティブ・ビークル ダイナミクスの第一弾が、「G-ベクタリングコントロール」(G-Vectoring Control、GVC)だ。これは、ドライバーのハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを変化させることで、車両の横方向と前後方向の加速度(G)を統合的にコントロールするもの。四輪への接地荷重を最適化して、スムーズで効率的な車両挙動を実現する制御技術だ。

第二弾となるG-ベクタリングコントロール・プラスでは、新たにブレーキによる車両姿勢安定化制御(直接ヨーモーメント制御)を追加した。これによって、より高い安定化効果を追求している。具体的には、旋回中のドライバーのハンドル戻し操作に応じて、外輪をわずかに制動し、車両を直進状態へ戻すための復元モーメントを与えることで、安定性を向上させた。ヨー、ロール、ピッチの各回転運動のつながりを高い旋回Gの領域まで一貫させ、素早いハンドル操作に対する車両の追従性を高めるとともに、挙動の収束性を大幅に改善しているという。

また、これにより、緊急時の危険回避能力を高めるとともに、高速走行時の車線変更や、雪道など滑りやすい路面環境においても、ドライバーが制御しやすく、より安心感の高い動きを可能にしている。

最新の「i-ACTIVSENSE」も全車標準

さらに、2021年モデルには、全グレードに最新の「i-ACTIVSENSE」を標準装備した。i-ACTIVSENSEは、ミリ波レーダーやカメラなどの検知デバイスを用いたマツダの先進安全技術の総称だ。事故が避けづらい状況において、衝突回避と被害軽減を図るプリクラッシュセーフティ技術に加えて、認知支援を行いドライバーの安全運転をサポートするアクティブセーフティ技術で構成されている。

2021年モデルに搭載されるi-ACTIVSENSEには、歩行者検知機能付きのスマートシティブレーキサポート、レーンキープアシスト機能付きのレーン逸脱警告、スマートブレーキサポート、ストップ&ゴー機能付きマツダレーダークルーズコントロールがある。リアクロストラフィックアラート機能付きのブラインドモニター、リアビューカメラも装備されている。

《森脇稔》

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