【メルセデスベンツ Eクラス 改良新型】エクステリア刷新、新世代ステアリングホイールを初採用

メルセデスベンツ E200 スポーツ
メルセデスベンツ E200 スポーツ全 30 枚

メルセデス・ベンツ日本は9月10日、大幅刷新となる『Eクラス』改良新型を発表し、予約注文の受付を開始した。納車は9月から順次開始する予定だ。

シャープでダイナミックなエクステリアデザイン

エクステリアデザインは、シャープでダイナミックな印象に一新。さらにAMGラインエクステリアを標準装備し、よりスポーティな印象に仕上がっている。

ヘッドライトには、最新のメルセデススポーティモデルに共通する、上下方向に薄く、わずかに切れ上がるデザインを採用した。フロントグリルは、クローム仕上げのダイヤモンドグリルを採用。バンパー下部左右に2本のフィンを配置するなど、シャープでダイナミックな印象を強めている。

さらに、Eクラスセダンはリアエンドのデザインも刷新。外側に向かって 上下方向の高さが増す、横に長い、2分割型リアコンビネーションランプを採用。ボディのワイドさとダイナミックさを強調するデザインとなっている。

メルセデスベンツ E200 4MATIC スポーツメルセデスベンツ E200 4MATIC スポーツ

新世代ステアリングホイールを初採用

メルセデスベンツ E200 スポーツメルセデスベンツ E200 スポーツ
インテリアでは、メルセデスベンツ初となる新世代ステアリングホイールを採用。これにより、ナビゲーションやインストゥルメントクラスター内の各種設定、安全運転支援システムの設定をすべて手元で完結できる。

さらにディスタンスアシスト・ディストロニック使用時のハンズオフ検知機能のために、新たにリムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用。ステアリングホイールにかかるトルクがなくとも、ドライバーがステアリングホイールを握っていることを認識し、ディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手を向上させた。

現実の景色を映し出すARナビゲーション採用

メルセデスベンツ E200 スポーツメルセデスベンツ E200 スポーツ
インフォテインメントシステムは、12.3インチの大型ワイドスクリーン2画面を標準装備する。また、自然対話式音声認識機能を備えた、対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」を全車標準装備。人工知能(AI)による学習機能により、特定のユーザーに適応する個別対応能力を備える。

ボイスコントロールは「ハイ、メルセデス」をキーワードとして起動。音声認識機能はインフォテインメント機能(目的地入力、電話通話、音楽選択、メッセージ入力・読み上げ、気象情報)に加え、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な便利機能にも対応する。さらにドライバーのジェスチャーを読み取ることで各種ライトを点灯させたり、「Vサイン」をかざすことでアンビエントライトの設定画面を呼び出すなど、インフォテインメントシステムのお気に入りメニューを表示することができる。

加えて、国内市販乗用車初となるARナビゲーションを採用。従来、目的地を設定して行先案内をする場合、地図上に進むべき道路がハイライトされるが、それに加えて、車両の前面に広がる現実の景色をナビゲーション画面の一部に映し出し、進むべき道路に矢印を表示。より直感的にどの道路に進むべきかを判断できる。

最新の安全運転支援システムを搭載

Eクラス改良新型は、メルセデスベンツ最新の安全運転支援システムを全モデルに標準装備。「アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付)」は、右折時に対向直進車と衝突する危険がある場合、10km/h以内であれば自動ブレーキが作動する。

また、停車時にドアを開けようとした際、後方から障害物が迫っている場合の警告機能を採用。2km/h以上で後方から歩行者や自転車、自動車などが近づいている場合、ドアミラー外側にある警告表示灯が赤く点灯し、さらに乗員がドアハンドルに手をかけた場合、音と表示で警告する。

1.5リットルマイルドHVから4.0リットルツインターボなど、多彩なパワートレインを設定

メルセデスベンツ E350e スポーツメルセデスベンツ E350e スポーツ
ガソリンモデルの「E200スポーツ」および「E200 4MATICスポーツ」は、最高出力184ps/最大トルク280Nmを発生する1.5リットル直列4気筒ターボエンジンン「M264」+マイルドハイブリッド「BSG(ベルト ドリブン スターター ジェネレーター)」を搭載。「E300スポーツ」は2.0リットル直列4気筒ターボエンジンン「M264」(最高出力258ps/最大トルク370Nm)を、「E450 4MATIC エクスクルーシブ」は3.0リットル直列6気筒エンジン「M256」(最高出力367ps/最大トルク500Nm)+マイルドハイブリッド「ISG(インテグレーテッド スターター ジェネレーター)」を搭載する。

クリーンディーゼルモデルの「E220dスポーツ」は、最高出力194ps/最大トルク400Nmを発生する、2.0リットル直列4気筒ターボエンジンを搭載する。プラグインハイブリッドモデル「E350 de スポーツ」は同エンジンに電気モーターを組み合わせ、システム総合の最高出力は306ps/最大トルク700Nmを発揮。同じモーターを2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン「M274」と組み合わせた「E 350e スポーツ」は、システム総合で最高出力320ps/最大トルク700Nmを発生する。

また高性能モデルとして、「メルセデスAMG E53」と「メルセデスAMG E63S」もラインアップ。E53は最高出力435ps/最大トルク520Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒エンジン「M256」+マイルドハイブリッド「ISG」を、E63Sは最高出力612ps/最大トルク850Nmを発揮する4.0リットルV8直噴ツインターボエンジン「M177」を搭載する。

価格はセダンが769万円から1867万円、ステーションワゴンが810万円から1912万円、E220d 4MATIC オールテレインが938万円。

メルセデスベンツ E220d  スポーツメルセデスベンツ E220d スポーツ

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー250』発売、520万円から…特別仕様車も
  2. マツダ、新型3列シートSUV『CX-80』をついに世界初公開 日本導入時期は
  3. ジムニー愛好者必見! ベルサスVV25MXが切り拓く新たなカスタムトレンドPR
  4. トヨタ ランドクルーザー250 をモデリスタがカスタム…都会派もアウトドア派も
  5. トヨタ堤工場、2週間生産停止の真相、『プリウス』後席ドア不具合で13万台超リコール[新聞ウォッチ]
  6. 日産はなぜ全固体電池にこだわるのか? 8月にも横浜工場でパイロットプラントを稼働
  7. アルファロメオ『ジュニア』がミラノ・デザインウィーク2024に登場
  8. ホンダ『N-VAN』一部改良、急アクセル抑制機能を装備…アウトドアスタイルの特別仕様も
  9. 一気に200馬力以上のパワーアップ!? アウディのスーパーワゴン『RS4アバント』後継モデルは電動化で進化する
  10. <新連載>[低予算サウンドアップ術]“超基本機能”をちょっと触って、聴こえ方を変える!
ランキングをもっと見る