横浜ゴム、オフハイウェイタイヤの新工場をインドに建設

横浜ゴムは9月11日、農業機械用などオフハイウェイタイヤの生産販売グループ会社であるATG(アライアンスタイヤグループ)の生産能力の増強を図るため、インド・アチュタプラム工業団地に新工場を建設すると発表した。

日量の生産能力は55トン(ゴム量)で、設備投資額は1億6500万米ドル(約175億円)。2020年第3四半期に着工し、2023年第1四半期からの生産開始を予定している。

ATGは現在、インドにダヘジ工場とティルネルヴェリ工場を有し、主力ブランドである「アライアンス」「ギャラクシー」「プライメクス」の農業機械、建設車両、産業車両、林業機械用タイヤなどを生産している。世界的な需要増を背景に、2018年2月から進めてきたダヘジ工場の生産能力を1.6倍に引き上げる拡張工事を完了しているが、さらなる増加が見込まれるオフハイウェイタイヤの需要に対応するため、新工場の建設を決定した。

アチュタプラム工業団地はインド東部のアンドラプラデシュ州に所在し、ヴィシャカパトナム港も近く、輸出についても有利な立地となる。また、新工場の敷地面積は約32万平米で、将来の拡張も視野に入れている。

横浜ゴムは中期経営計画にてオフハイウェイタイヤを収益の柱とすることを掲げており、同社の建設車両用タイヤに加え、グループ会社であるATG製タイヤ、愛知タイヤ工業製の産業車両用タイヤなどオフハイウェイタイヤのさらなる事業拡大に取り組んでいる。今回の新工場建設により横浜ゴムグループのオフハイウェイタイヤの供給網はインドに3拠点、イスラエルに1拠点、ベトナムに1拠点、日本に3拠点の4カ国8拠点、日量の生産能力の合計は480トン(ゴム量)となり、グローバルでのオフハイウェイタイヤにおける競争力強化をさらに加速させていく。

《纐纈敏也@DAYS》

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