キハ261系5000番台、11月28日から宗谷本線で本格運用…宗谷線急行色のキハ40形も登場

かつてのキハ400・480形に使われていた宗谷線急行色となったキハ40 1747.
かつてのキハ400・480形に使われていた宗谷線急行色となったキハ40 1747.全 4 枚

JR北海道は9月18日、宗谷本線の特急『宗谷』『サロベツ』に11月28日からキハ261系5000番台特急型気動車(キハ261-5000)の「はまなす編成」を運用すると発表した。

キハ261-5000は、普通座席のほか、多目的室兼個室やフリースペース「はまなすラウンジ」、販売カウンターを備えた観光列車タイプの車両で、「はまなす編成」は第一陣として7月に登場。2021年4月頃から第二陣として「ラベンダー編成」が運行を開始する予定。

「はまなす編成」は9月26日11~12時に小樽駅2番ホームで外観と車内が展示され、10月17・18日に行なわれるツアー「北海道鉄道140年記念号で行く『炭鉄港』を巡る旅」で初運行。10月24日から11月15日までは「北海道鉄道140年記念」企画として、北海道内の一般営業列車に運用される。

この期間の運用列車は、10月24・25日が『オホーツク1号』『大雪4号』、10月31日・11月1日が『おおぞら3・8号』、11月7・8日が『北斗6・19号』、11月14・15日が『宗谷』『サロベツ4号』。

キハ261系5000番台の第一陣「はまなす編成」は5両編成。キハ261系5000番台の第一陣「はまなす編成」は5両編成。

このうち11月14・15日は、2000年3月のダイヤ改正まで宗谷本線の急行に運用されていたキハ400・480形に施されていた「宗谷線急行色」を復元したキハ40形が、旭川6時3分発稚内行き普通列車(名寄まで連結)と、名寄16時15分発旭川行き普通列車で運用され、名寄で「はまなす編成」との乗継ぎができる。

11月28日以後のキハ261-5000は、『宗谷』(下り)と『サロベツ3・4号』へ11月28日~12月30日の偶数日、2021年1月1・3日と1月12~30日の偶数日、2月1~11日の奇数日と16~28日の偶数日に運用。『宗谷』(上り)と『サロベツ1・2号』へは11月29日~12月31日の奇数日、2021年1月2・4日と1月13~31日の奇数日、2月2~12日の偶数日と2月17~27日の奇数日に運用。2021年3月以降については後日発表される。

キハ261系5000番台の1~4号車は普通座席車で、シートを向かい合わせてもテーブルを利用できる。キハ261系5000番台の1~4号車は普通座席車で、シートを向かい合わせてもテーブルを利用できる。

なお、『宗谷』『サロベツ』に充当されるキハ261-5000は、所定編成であるキハ261形0番台より1両多い5両編成となるため、「はまなすラウンジ」がある稚内方の先頭車は増1号車となり自由席扱い。以下1~4号車となり、1~3号車が指定席となる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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