カーステイと京急電鉄は10月13日、電車とキャンピングカーのMaaS連携による協業を三浦半島で開始すると発表した。
三浦半島は多くの自然や鎌倉時代の史跡などの観光スポット、三崎まぐろや三浦野菜などの魅力的な食文化をはじめとする地域資源が豊富だが、半島西側や相模湾側や中央部への交通アクセス限られることや、首都圏から近いので宿泊客が比較的少ないことが課題だった。
今回の協業では、駅から先の観光スポットへの移動について、“移動”と“宿”の機能を持つキャンピングカーのカーシェア「バンシェア」と、駐車場や空き地などを車中泊スポットとして登録・検索・予約・決済できるシェアサービス「カーステイ」との継ぎ目ない連携を「トレイン&キャンピングカー」として提案。三浦半島全域を網羅する新しい形の旅行スタイルの造成と、それによる半島全体への経済波及を狙う。
第1弾として、カーステイに、京急電鉄が三浦半島の新たな車中泊スポットを3か所開設する。新スポットは京急グループが運営する「ホテル京急油壺 観潮荘」(三浦市)と、「観音崎京急ホテル」(横須賀市)の駐車スペース。さらに11月には城ヶ島(三浦市)に、新たな車中泊スポットを登録・開設する予定だ。
RVステーション京急油壺観潮荘今後は、カーライフのSNSや京急電鉄の電車広告を介して、三浦半島の「バンライフの聖地化」を目指した取り組みを展開。三浦半島における観光資源の再発掘、混雑を避けた観光提案など、地域経済の活性化を目指していく。