コロナ国内感染10万人突破、9月の世界生産台数トヨタ・ホンダ・スズキ・スバルの4社過去最高[新聞ウォッチ]

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気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

新型コロナウイルスの国内の感染者数が、今年1月に初めて確認されてからクルーズ船の乗客乗員らを合わせると10万人を超えたそうだ。感染者数は8月から9月にかけて減少傾向にあったが、北海道や宮城、岡山など地方を中心に再び増加の兆候を示しているという。

きょうの朝日と毎日が1面トップで報じているが、重症化率や致死率は春先よりも下がったものの、10月以降、「Go Toトラベル」といった一連のキャンペーンも増加要因とみられて微増の傾向が続いており、インフルエンザなどが流行する冬の前に、油断は大敵だ。

また、欧州各国は、新型コロナの封じ込めへ、ロックダウン(都市封鎖)など厳しい行動制限へ再び舵を切り始めたという。きょうの日経が「欧州、経済より感染対策」とのタイトルで取り上げている。それによると、フランスは全土で外出制限を実施し、ドイツも飲食店を閉鎖。回復の兆しが出ていた経済への影響は避けられないが、感染者数の急増で医療崩壊への警戒が高まっているためだと伝えている。

こうした中、新型コロナどこ吹く風とばかりに、トヨタ自動車とホンダ、スズキ、SUBARU(スバル)の4社の9月の世界生産台数が、9月としては過去最高になったという。きょうの朝日なども経済面で「車大手世界生産4社が9月最高、コロナ流行前に復調」などと大きく報じている。中国や北米市場での販売の回復に合わせて生産台数も持ち直し始めたことが大きい。マツダや日産自動車などを含めた8社の合計は、前年同月比1.7%増の241万6000台。今年初めて増加に転じたという。

2020年10月30日付

●空飛ぶ車実用化レース、「20年代半ばにも」企業続々参入(読売・6面)

●トヨタ・ホンダ、世界生産台数過去最高、9月中国・北米で需要回復(読売・8面)

●あおり運転事業者も処分、トラック・タクシー・バス(読売・29面)

●国内感染10万人超、初確認から9か月、微増の傾向続く(朝日・1面)

●ゴーン被告逃亡、関与の親子、日本へ引き渡し、米国務省が決定(朝日・1面)

●425万円議長車半値で売れた、愛知・扶養町と共用に(毎日・25面)

●パナソニック全部門減収、テスラへ新電池、9月中間(産経・9面)

●伊藤健太郎容疑者逮捕、ひき逃げ「気が動転」2人重軽傷(東京・25面)

●中国、2035年「先進国並みに」1人当たりGDP、中間層を拡大(日経・1面)

●EV再加速、電池争奪「人気者」に殺到(日経・2面)

●欧州、経済より感染対策(日経・3面)

●マルチ・スズキ、増益転換、7~9月、経済再開で需要改善(日経・13面)

●中国ガソリン車販売全廃、2035年までにハイブリッド化(東京・6面)

●EV再加速、欧州、広がる「ノルウェー化」(日経・2面)

●デンソー、最終赤字711億円、4~9月、工場の稼働率低下響く(日経・16面)

●ソニー復調予想超す(日経・17面)

《福田俊之》

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