JR東日本秋田支社は11月26日、キハ40系に代わる新型気動車GV-E400系を12月12日から五能線へ投入すると発表した。
GV-E400系は、ディーゼルエンジンによる発電でモーターを駆動させて走行する「電気式」と呼ばれる気動車で、2018年1月に量産先行車3両が新潟地区に登場。JR北海道ではGV-E400系の酷寒地タイプとなるH100形気動車が、2020年3月改正で函館本線長万部~小樽間にデビューしている。
秋田支社管内でのGV-E400系投入は、五能線のほかに、津軽線(青森~三厩)や奥羽本線秋田~東能代・弘前~青森間でも計画されており、今回、五能線へは3両を投入。片運転台タイプのGV-E401形+GV-E402形2両編成1本と、両運転台タイプのGV-E400形1両が運用される。
初日は、弘前6時46分発東能代行き快速を皮切りに、上り4本・下り6本で運用。12月13日からはさらに上り4本・下り3本も加わる。初日の東能代駅(秋田県能代市)では10時30分から11時まで2・3番ホームで出発式が開催される。
五能線でのGV-E400系運用。2両編成は1往復のみで運用。なお、五能線ではキハ40系のGV-E400系への置換えを機に、11月7日から「ありがとう『キハ40・48形』」と題した特別企画が実施されているが、12月12日からその第二弾として、上下合わせて9本の列車に「ありがとうキハ40・48形」と書かれたオリジナルステッカーが一部車両に掲出される。