ZFは11月26日、商用車向けの電動パワートレインの「eTrailer」が、欧州自動車部品工業会(CLEPA)から、「2020 CLEPAイノベーションアワード」の「環境賞」を受賞した、と発表した。
欧州自動車部品工業会は、1959年に設立された。ブリュッセルを拠点とし、欧州の自動車サプライヤーの3000社が参加している。2020 CLEPAイノベーションアワードは、モビリティをよりスマートに、より安全に、より持続可能なものにすることに貢献するソリューションを、市場や社会にもたらした企業を表彰する。
ZFの商用車向けの電動パワートレインが、eTrailerだ。eTrailerのモーターは、ブレーキ時や下り坂走行中に電気エネルギーを回生し、それを再利用してトラクション用の電力を供給したり、車載の電動アシスト装置を操作したりすることができる。
また、eTrailerは既存のトラックを、効果的にハイブリッドにすることが可能だ。また、電動トラックの航続を拡大し、電気システムの小型化を可能にするソリューションでもある。
ZFは、eTrailerが短距離ルートで最大16%、長距離ルートのトラックとトレーラーで最大7%の燃料とCO2の削減を実現できる、としている。