日産 キャシュカイ 新型、インテリアの写真…欧州向けSUVに最新コネクト

マッサージ機能や新設計の小型ギアセレクター

9インチと12.3インチの2つのディスプレイ

新開発の10.8インチヘッドアップディスプレイ

日産 キャシュカイ 新型
日産 キャシュカイ 新型全 16 枚

日産自動車の欧州部門は12月7日、新型『キャシュカイ』(Nissan Qashqai)のインテリアの写真を公開した。

現行キャシュカイは、日本では一時期『デュアリス』として販売されていたSUVのモデルチェンジ版だ。日本市場では、デュアリスは『エクストレイル』に統合されたため、現行キャシュカイは日本市場には導入されていない。

2007年に登場した初代キャシュカイは、累計200万台以上を生産するヒット作となった。現行キャシュカイは、欧州小型クロスオーバー車のセグメントリーダーとしての地位を、さらに強固にすることを目指して、2013年11月に発表された。

エクストレイル同様、現行キャシュカイには日産のブランドアイデンティティを表現したフロントマスクを採用した。逞しいデザイン、セグメントをリードする先進技術、高品質なインテリアなどを導入している。

日産 キャシュカイ 新型日産 キャシュカイ 新型

エクストレイルと、その兄弟車の『ローグ』に続いて、ルノー日産アライアンスが開発したモジュラープラットホーム、「CMF」を採用した。現行キャシュカイのボディサイズは、初代に対して全長が49mm長い。

マッサージ機能や新設計の小型ギアセレクター

日産 キャシュカイ 新型日産 キャシュカイ 新型

新型キャシュカイのインテリアには、新開発のシート素材を採用し、リラックスできる居心地の良いキャビンを目指した。ナッパレザーのシートは、3Dダイヤモンドキルティング加工に25日、刺繍に1時間以上かかるという。

3種類のプログラムモードを備えたマッサージシート機能が、最上位グレードの前席に導入される。マッサージ機能の設定は、「NissanConnect」システムによって調整できる。

日産 キャシュカイ 新型日産 キャシュカイ 新型

センターコンソールのレイアウトは、人間工学と使いやすさの両面から、最適化されている。センターコンソールの中心には、新設計のスマートな小型ギアセレクターが配置された。

9インチと12.3インチの2つのディスプレイ

日産 キャシュカイ 新型日産 キャシュカイ 新型

スマートフォンとの簡単な連携、最大7台のデバイスが接続できる車載Wi-Fi、専用アプリで車両をコントロールしモニターする「NissanConnect Services」など、クラスをリードするコネクティビティを備えた高度なインフォテインメントシステムを採用する。

大型化された高解像度の9インチ「NissanConnect」ディスプレイは、ナビゲーション、エンターテインメント、車両設定などにアクセスできる。グーグルの「AndroidAuto」とAppleの「CarPlay」に対応しており、ワイヤレスのAppleCarPlayも導入されている。メモリ設定できる複数のユーザープロファイルにより、ナビゲーション、音楽、システム設定を、各ドライバーに合わせて調整できる。

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ドライバー正面には、高解像度のフルデジタル12.3インチTFTマルチインフォメーションスクリーンがレイアウトされる。ナビゲーション、エンターテインメント、交通情報、車両情報などを、カスタマイズして表示できる。ステアリングホイールの触覚ダイヤルスイッチから操作できる。日本の伝統的な「キリコ」カットガラスが、12.3インチTFTマルチインフォメーションスクリーンの背景に表現された。

新開発の10.8インチヘッドアップディスプレイ

日産 キャシュカイ 新型日産 キャシュカイ 新型

新開発の10.8インチヘッドアップディスプレイ(HUD)は、セグメント内で最大の画像サイズ。主要なナビゲーション、先進運転支援システム(ADAS)、道路情報は、ドライバーの視線内のフロントガラスに投影される。このため、ドライバーは運転に集中できる。

「Home-to-Car」は、「Googleアシスタント」とAmazon 「Alexa」と互換性がある。このシステムは、ドライバーがスマートデバイスに話しかけることで、目的地を車載ナビゲーションに送信する機能など、さまざまな命令に対応しており、目的地の入力に必要な時間を最小限に抑える。

日産 キャシュカイ 新型日産 キャシュカイ 新型

NissanConnectのスマートフォンアプリを介して、車両のクラクションやライト、ドアのロックやロック解除などを遠隔操作できる。子どもが運転する際には、あらかじめ設定された制限速度を超えた場合、親のスマートフォンのアプリに通知する機能もある。

《森脇稔》

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