アキュラの最上級SUV『MDX』新型、生産開始…2月に米国発売

4連の「ジュエルアイ」LEDヘッドライト

新開発のスポーツシート

ワイドなフルHDセンターディスプレイ

アキュラ MDX 新型
アキュラ MDX 新型全 17 枚

ホンダの海外向け高級車ブランドのアキュラは1月13日、新型アキュラ『MDX』(Acura MDX)の生産を、米国オハイオ州イーストリバティ工場で開始した。2月に米国市場で発売される予定だ。

MDXは、アキュラの最上位SUVだ。従来型MDXは3世代目モデルで2013年3月、ニューヨークモーターショー2013で発表された。新型は4世代目モデルとなり、およそ7年半ぶりのモデルチェンジを受けて登場している。

アキュラによると、初代MDXのデビューから20年以上の間に、累計100万台以上が販売されており、MDXが米国で最も売れた3列シートのラグジュアリーSUVになるという。MDXはアキュラのベストセラー車としての地位を確保しており、アキュラブランドの米国販売の約3分の1を占めている。

4連の「ジュエルアイ」LEDヘッドライト

アキュラ MDX 新型アキュラ MDX 新型

4世代目となる新型MDXでは、アキュラのデザイン、パフォーマンス、テクノロジー、職人技の新しいレベルを提示しているという。

エクステリアは、よりワイドで、より低く、より長くなり、彫刻のようなベルトラインを強調したものだ。よりダイナミックで筋肉質なデザインは、大胆な表現になるという。

アキュラ MDX 新型アキュラ MDX 新型

直立したフロントグリルと彫りの深いボンネットは、力強い存在感を発揮する。膨らんだショルダー部分とその後ろのキャビンが、さらにロー&ワイド化されたボディを強調している。

フロントマスクには、アキュラの新世代デザイン言語が反映された。立体的な大型ダイヤモンドペンタゴングリルの左右には、「シケーン」と呼ばれるLEDデイタイムランニングライトを組み込んだ4連の「ジュエルアイ」LEDヘッドライトが配される。アキュラによると、レーシングカーの「ARX-05」をモチーフにしているという。フロントバンパー下側のサイドベントの下に、フォグランプが内蔵され、新型MDXのワイドなトレッドを強調している。

アキュラ MDX 新型アキュラ MDX 新型

サイドビューには、大径ホイールが装着された。ホイールベースは従来型に対して、約76mm延びており、3列すべての快適性と荷室容量を引き上げた。リアでは、横長デザインのシケーンLEDテールライトが、ヘッドライトと同じイメージを演出している。

新開発のスポーツシート

アキュラ MDX 新型アキュラ MDX 新型

新開発のフロントスポーツシートは、ファーストクラスの快適性を備える、と自負する。12ウェイ調整、3ウェイシートヒーター、3ポジションメモリーを備えた新世代のアキュラスポーツシートになるという。このフロントスポーツシートは、全車に標準装備されている。

新型MDXは、大型化されたボディと約76mm延びたホイールベースにより、3列すべてでより広い足元スペース、とくに前列と3列目の乗員のためのより広いヘッドルームを備えたファーストクラスの座席を備えている。ワイドなパノラマムーンルーフは、キャビンを開放し、3列すべてに自然光をもたらすという。2列目シートは、中央座席を取り外し可能として、機能性を高めている。

アキュラ MDX 新型アキュラ MDX 新型

また、アキュラ独自の「IconicDrive」と呼ばれるLED室内照明は、基本の3モードに加えて、走行モードに連動して、世界中の象徴的な道路や鈴鹿サーキットなどのさまざまな場所をモチーフした24の室内照明パターンで、新型MDXのキャビンを照らすことを可能にしている。

ワイドなフルHDセンターディスプレイ

アキュラ MDX 新型アキュラ MDX 新型

内装の仕上げは、アキュラのインテリアデザインとクラフトマンシップの新しいレベルを示すことを目指した。ダッシュボードは、上品さとクリアな視界の両立を目指して設計されており、ワイドで低いインストルメントパネルが特長だ。

インテリアは、パッケージに応じて、エボニー、パーチメント、グレイストーン、エスプレッソなど、6つの異なるカラーが選べる。「テクノロジーパッケージ」以上には、コントラストステッチ入りのソフトタッチのミラノレザーシートが装備される。「アドバンスパッケージ」では、3列すべてのシートに、コントラストパイピングが施される。

アキュラ MDX 新型アキュラ MDX 新型

また、新型MDXでは、「アキュラプレシジョンコックピット」と呼ばれるフルデジタルのドライバーズメーター、ワイドなフルHDセンターディスプレイ、プレミアムオーディオ、LEDアンビエント照明付きオーディオシステムを採用する。よりクリーンで、より直立したインストルメントパネルが、プレミアムで洗練されたキャビンデザインを演出した、としている。

《森脇稔》

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