日本製鉄は、東日本製鉄所君津地区にて、第6CGL(溶融亜鉛めっき設備)の商業運転を開始したと発表した。
第6CGLでは月産能力は3万3000トン、強度1.5GPa級の超ハイテン鋼板(高張力鋼)の製造が可能だ。
自動車業界では、世界的に環境規制強化と衝突安全基準の厳格化が進み、車体の軽量化・高強度化ニーズの高まりから、各自動車メーカーでの超ハイテン適用が増加しており、今後も需要拡大が見込まれる。また今後、普及が見込まれる電気自動車などの電動車でも、走行距離やバッテリー重量の問題により、車体軽量化のニーズが高まるものと考えられる。
日本製鐵では、超ハイテン鋼板の供給体制を強化することで、車体の軽量化・高強度化を実現する超ハイテン鋼板のニーズ拡大に対応していく。