JR東日本、ピーク時間帯前後1時間の時差通勤にポイント還元…Suicaの回数券的利用も対象に

中央線快速では東京~大月間がオフピークポイントのサービス対象エリアに入る。
中央線快速では東京~大月間がオフピークポイントのサービス対象エリアに入る。全 3 枚

JR東日本は1月27日、同社の共通ポイントサービス「JRE POINT」で、オフピークポイントサービスとリピートポイントサービスを今春から開始すると発表した。

「働き方改革」が叫ばれ、ライフスタイルが多様化したことを受けた施策として行なわれるもので、3月15日から2022年3月31日まで実施される「オフピークポイントサービス」は、Suica通勤定期券の所持者が首都圏の指定したエリアの駅で、朝のピーク時間帯1時間30分前後の1時間の間に入場した場合が対象で、前の「早起き時間帯」に入場した場合は15ポイント、後の「ゆったり時間帯」に入場した場合は20ポイントが還元される。同じ日に複数回利用した場合でも1回の利用としてカウントされ、出場駅も指定したエリアに限られる。

対象時間帯は駅により異なるが、最も混雑する新宿駅(東京都新宿区)の場合、早起き時間帯が6時30分~7時30分、ゆったり時間帯が9~10時となる。

還元は2カ月ごとに各時間帯の定期券利用状況を集計し、その翌月にまとめて行なわれる。

オフピークポイントサービスの対象エリア。ただし、他社管理の自動改札機や乗換改札機を利用した場合、他社との相互直通列車をそのまま利用した場合は対象外となる。オフピークポイントサービスの対象エリア。ただし、他社管理の自動改札機や乗換改札機を利用した場合、他社との相互直通列車をそのまま利用した場合は対象外となる。

一方、「リピートポイントサービス」は、3月1日からJR東日本在来線の全Suicaエリアを対象に実施。同一運賃区間を同月内に10回利用すると、運賃1回分相当のJRE POINTが還元される。また、11回以上利用すると、1回ごとに運賃の10%相当のJRE POINTが還元される。

効果としては従来の回数券と同じだが、回数券の場合は同一区間が割引になるのに対して、リピートポイントサービスでは同一運賃であれば区間が異なっていても割引になる点が大きな違いとなっている。

オフピークポイントサービスとリピートポイントサービスの概要。オフピークポイントサービスとリピートポイントサービスの概要。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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