日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が2月1日に発表した2021年1月の新車販売統計(速報)によると、総台数は前年同月比6.8%増の38万4442台となった。咋年10月以降4か月連続のプラスで新年をスタートした。
総台数のうち登録車は6.8%増の23万6592台となり、4か月連続のプラスだった。日本の乗用車メーカーのブランド別では、マツダとダイハツが前年割れ、ホンダは横ばいとなったが、残る5社は増加した。このうち、主力に新モデルを抱えるトヨタ(レクサス含む)は13.8%増、SUBARU(スバル)は14.5%増と2ケタの伸びを確保した。
トヨタは『ヤリスクロス』や『ハリアー』などのSUVが好調で、同月の登録車シェアは52.8%と咋年9月から5か月連続で過半数に達した。咋年1年間の51.1%をも上回るスタートを切った。スバルは2020-2021年の日本カー・オブ・ザ・イヤーにも輝いた主力の『レヴォーグ』が寄与している。
軽自動車は6.6%増の14万7850台で、4か月連続のプラスとなった。メーカー別では、上位のダイハツ(9.1%増)、スズキ(10.1%増)が市場をけん引する形となり、三菱自動車とスバルを除く6社が前年を上回った。ホンダは全面改良した『N-ONE』やマイナーチェンジの『N-BOX』を抱えるものの、伸びは3.1%とやや低調だった。
トヨタ・ヤリスクロス販売シェはダイハツが31.2%と、4か月連続での首位となった。2位スズキは30.9%、3位ホンダは18.8%と続いている。