トヨタ紡織は、2020年4~12月期(第3四半期累計)の連結決算を発表。グローバルでの需要回復などにより、営業利益338億円を確保した。
売上収益は、主に第1四半期でのコロナ影響に伴う減収の一方、下期以降グローバルでの需要回復により減収額は縮小。前年同期比12.7%減の1344億円となった。営業利益については、グローバルでの需要回復に加え諸経費効率化等の収益確保策により10-12月累計では前年同期比で増益。累計では同15.2%減の338億円となった。税引前利益は同18.6%減の333億円、純利益は同29.1%減の124億円となった。
連結業績見通しについては、新型コロナウイルス感染拡大の影響は未だあるものの、日本、アジア・オセアニア地域での自動車需要回復や、合理化、諸経費の効率化などにより上方修正。売上収益1兆2800億円(前回予想比+400億円)、営業利益470億円(同+110億円)、純利益210億円(同+70億円)とした。