韓国ヒュンダイが展開する高級車ブランド「ジェネシス」のフラッグシップ・セダン/リムジン『G90』次期型プロトタイプを、カメラが初めて捉えた。
初代G90は、2018年まで『EQ900』の車名で販売されていたが、2018年に登場した現行モデルからG90の名称が与えられている。パワートレインは、3.3リットルV型6気筒から5.0リットルV型8気筒エンジンをラインアップ、韓国で最も高級なセダンとして君臨し、まさに韓国版レクサスといえる。
凍てつくスウェーデン北部で捉えたプロトタイプは、ボディ上部が完全に露出し、フロントとリアピラーに新たに追加されたガラスセッションが確認できる。ベルトラインはリアに向けて徐々にキックアップしている。ドアハンドル部分が厳重にラッピングされていることから、メルセデスベンツ『Sクラス』も導入したポップアップドアハンドルが隠されている可能性もありそうだ。
ジェネシス G90 次期型プロトタイプ(スクープ写真)
フロントエンドでは、ジェネシスの「2ライン」デザインテーマを取り入れ、スプリットヘッドライトが引き続き採用されているようだ。また足回りにはエアサスペンションやジェネシスブランドのフロントブレーキキャリパーが明らかになっている。
内部は確認できないが、フルデジタル化されてスクリーンが並んで配置され、1枚のガラスの中に収容された新しいダッシュボードレイアウトを持っていると予想されている。
現行パワートレインは、最高出力356hpを発揮する3.3リットルV型6気筒ツインターボ、最高出力420psを発揮する5.0リットル自然吸気V型8気筒エンジンがラインアップされているが、次期型では48Vマイルドハイブリッドやプラグインハイブリッドなど電動化が噂されている。