ミニバンの ゴルフGTI ?…VW トランスポーター に「スポーツライン」、欧州で設定へ

初代は1950年発表の伝統モデル「トランスポルター」

車高を30mm引き下げたローダウンフォルム

最大出力204psの2.0ターボディーゼル搭載

フォルクスワーゲン・トランスポーター 改良新型のスポーツライン
フォルクスワーゲン・トランスポーター 改良新型のスポーツライン全 9 枚

フォルクスワーゲンは3月18日、『トランスポーター』(Volkswagen Transporter、トランスポルターの表記も)の改良新型に、「スポーツライン」を欧州で設定すると発表した。

初代は1950年発表の伝統モデル「トランスポーター」

フォルクスワーゲン・トランスポーター 改良新型のスポーツラインフォルクスワーゲン・トランスポーター 改良新型のスポーツライン

トランスポーターは、フォルクスワーゲンの主力商用車のひとつだ。初代は1950年発表という伝統のモデルが、トランスポーター。現行トランスポーターは、6世代目モデルで2015年4月、欧州で発表された。

現行型は、初代から続く伝統のデザインを基本としながら、フロントマスクにフォルクスワーゲンの新しいデザイン言語を導入するなどして、新鮮さを表現した。最新のドライバーアシスタンスシステムを設定し、安全性も引き上げられた。

フォルクスワーゲン・トランスポーター 改良新型のスポーツラインフォルクスワーゲン・トランスポーター 改良新型のスポーツライン

従来型に対して、快適性や利便性を向上させた。アダプティブシャシーをはじめ、電動調整シートや電動テールゲートが用意される。新しいナビゲーションやラジオは、オンラインサービスと統合するなど、コネクティビティが強化された。

欧州仕様のエンジンは、ターボディーゼルの「TDI」がメイン。新しいTDIは、アイドリングストップを標準装備し、燃費性能を追求している。

フォルクスワーゲン・トランスポーター 改良新型のスポーツラインフォルクスワーゲン・トランスポーター 改良新型のスポーツライン

車高を30mm引き下げたローダウンフォルム

この現行トランスポーターの改良新型に、スポーツラインが欧州で設定された。スポーティな内外装が特長だ。フロントには赤いコントラストのグリルストリップが付き、『ゴルフGTI』を連想させるデザインとした。新設計のフロントバンパーも装着する。リアには、新デザインのスポイラーが付く。これらはすべて、スポーツラインの専用だ。車高も30mm引き下げられており、ローダウンフォルムを実現している。

フォルクスワーゲン・トランスポーター 改良新型のスポーツラインフォルクスワーゲン・トランスポーター 改良新型のスポーツライン

ホイールは、グロスブラック仕上げの18インチを用意した。ボディカラーには、インジウムグレー、フォルタナレッド、ラヴェンナブルー、カッパーブロンズの新しいメタリックカラーが設定されている。

インテリアは、プレミアムかつスポーティさを追求した。シートには、「スポーツライン」のロゴ入りハニカムステッチを施したナッパレザー&スエードトリムが採用されている。

フォルクスワーゲン・トランスポーター 改良新型のスポーツラインフォルクスワーゲン・トランスポーター 改良新型のスポーツライン

最大出力204psの2.0ターボディーゼル搭載

「ブラックエディション」には、専用仕上げのアルミホイール、マットブラックのサイドバー、アイバッハ製コイルオーバーサスペンション、「Black Edition」デカール、ダークリアウィンドウなどが装備されている。

フォルクスワーゲン・トランスポーター 改良新型のスポーツラインフォルクスワーゲン・トランスポーター 改良新型のスポーツライン

スポーツラインは、高い快適性と利便性を備えた「ハイライン」トリムがベースとなる。DABラジオ、フロントガラスヒーター、「Discover Media」ナビゲーションシステム、ヒーター機能付きフロントシートが採用される。最新のデジタルコックピットもオプションで用意した。ラックエディション用の9.2インチカラータッチスクリーンを備えた「Discover Media Pro」ナビゲーションにアップグレードされる。

先進運転支援システムとして、リアビューカメラ、ハイビームアシスト付きLEDヘッドライト、フロントおよびリアのパーキングセンサー、シティエマージェンシーブレーキ付きアダプティブクルーズコントロール、インテリアモニター付き盗難防止警報システムが、標準装備されている。

フォルクスワーゲン・トランスポーター 改良新型のスポーツラインフォルクスワーゲン・トランスポーター 改良新型のスポーツライン

パワートレインは、2.0リットル直列4気筒ターボディーゼルエンジン(最大出力204ps)に7速「DSG」トランスミッションを組み合わせた。0~100km/h加速は8.9秒、最高速は202km/hの性能を備えている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  3. 多胡運輸が破産、首都高のローリー火災事故で損害賠償32億円
  4. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  5. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  6. ホンダ『ヴェゼル』マイナーチェンジで3グレードに集約、納期改善へ…「HuNT」「PLaY」新設定で個性強調
  7. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  8. ノンジャンル220台のマニアック車が集合…第15回自美研ミーティング
  9. メルセデスベンツ『Gクラス』にEV誕生、4モーターで587馬力…北京モーターショー2024
  10. MINIに新種『エースマン』登場、航続406kmのEV…北京モーターショー2024
ランキングをもっと見る