日本トレンドリサーチは、「二輪自動車の高速道路料金値下げ」に関するアンケートを実施。今回の値下げについてほぼ半数が「賛成・反対どちらとも言えない」と感じていることが明らかになった。
国土交通省はバイクの高速道路料金を普通車の半額にする割引を2022年4月から実施する方針を固めた。割引は2022年11月までの土日・祝日に、ETC搭載車で100km以上を走行した場合を対象に適用する計画だ。これに対しSNSなどでは喜びの声が上がる一方で、「適用条件が厳しい」「事前申請が必要なのが不可解」などの理由で不満の声も上がっている。今回、全国の男女2200名を対象に、「バイクの高速道路料金を普通車の半額にする割引」についてのアンケートを実施した。
調査結果によると、今回の割引については「賛成」33.0%、「反対」17.7%、「どちらとも言えない」49.4%となった。自動車は乗らないがバイクは乗るという人に絞ると「賛成」は36.1%、両方乗る人では57.4%に跳ね上がった。一方、自動車は乗るがバイクは乗らないという人のうち48.7%は「どちらとも言えない」と回答。両方乗らないという人は半数以上の56.9%が「どちらとも言えない」という意見だった。
賛成派からは「遠距離のツーリングを楽しみやすくなる気がする」(40代・男性)、「安くなれば利用者も増えるし遠出もしやすくなると思う」(40代・女性)、「ガソリンの消費量が上がって経済が回る」(20代・男性)などの意見が寄せられた。
二輪自動車(オートバイ)の「高速道路料金を普通車の半額にする割引」について、どのように思うか(自動車・二輪自動車に乗る人乗らない人別)一方、反対派からは「バイクだけはよくない。期間限定もよくない。昔の平日1000円を普通車にも適用の土日のみ運用であれば賛成」(50代・男性)、「利用者が増えることでコロナ感染者が増えそう」(20代・男性)、「二輪車で高速道路に乗ることがあまりなく乗っても100kmも乗らない」(40代・男性)などの理由が挙げられた。
続いて、現在、各車種ごとに定められている高速道路料金について適正だと思うかを尋ねたところ、「適正だと思う」は22.6%、「適正だと思わない」は38.6%、「わからない」は38.8%となった。
現在、各車種ごとに定められている高速道路料金について、適正だと思うか適正だと思う理由については、「ある程度考えて設定している金額と思うので」(50代・男性)、「これ以上高くすれば、利用するのに高くて困るし、宅配便などの料金も高くなって困る。安くすれば利用しやすくなる分、車の排気ガスの量も増えて地球温暖化に拍車がかかる」(40代・女性)、「乗用車が大型トラックの料金だったら嫌だから」(40代・男性)などの意見があった。
一方、適正だと思わないとした理由では、「遠出する時に、一旦躊躇してしまう。もう少し安いか、もしくは家族での遠出は外出先でもお金を落とすのだから割引があれば嬉しいなと思う」(30代・女性)、「とにかく料金が高い。海外などはフリーの場合が多く、あっても日本の半額以下」(70代・男性)、「ETCでもっと細かく区分訳分け出来るはず」(40代・男性)などの意見があった。
引用元 日本トレンドリサーチ