【トヨタ プリウス 新型】コモディティから「愛車」へ、革新の内外装をチェック[詳細画像]

トヨタ プリウス 新型プロトタイプ(2リットルハイブリッド E-Four)
トヨタ プリウス 新型プロトタイプ(2リットルハイブリッド E-Four)全 46 枚

11月に発表された新型トヨタ『プリウス』。「コモディティ」ではなく、「愛車」になることを目指したという、斬新なデザインが話題となっている1台だ。今回は気になるプリウスの内外装についてじっくりと見ていく。

なお、ハイブリッド(HEV)仕様は今冬発売予定とされているが、画像のモデルは正式発売前のプロトタイプであるため、一部最終仕様と異なる部分がある。

◆斬新なデザイン、「プリウス」をプロポーションで表現

トヨタ プリウス 新型プロトタイプ(2リットルハイブリッド E-Four)トヨタ プリウス 新型プロトタイプ(2リットルハイブリッド E-Four)

先代となる4代目がデビューした際もデザインが話題となったが、5代目となる新型はさらに革新的なデザインになった。キャビンの低重心化が進められ、195/50R19という大径ホイールを履いたことで、かなりスポーティーになった印象だ。それでもプリウス独自のモノフォルムシルエット、真横から見た時の車体が三角形を描くプロポーションが、このクルマが「プリウス」であることを主張する。

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キャビンのシルエットが持つ未来感に目が行きがちだが、前後のマスクデザインは意外とシンプルだ。フロントフェイスのモチーフはハンマーヘッドで、機能性とデザイン性の両立を目指す一方、リアは薄型一文字のリアコンビネーションランプが配置され、先進性をアピールする。

トヨタ プリウス 新型プロトタイプ(2リットルハイブリッド E-Four)トヨタ プリウス 新型プロトタイプ(2リットルハイブリッド E-Four)

画像のモデルのボディカラーは、ブルーグレー系の新色である「アッシュ」。ソリッドカラーとなっており、独特なシルエットを印象付ける役割を果たす。このほかにもイエロー系のマスタードをはじめ、エネルギッシュなカラーを含んだ全8色展開となる。

また、リア運転席型に装着された「HEV」のエンブレムは、この新型プリウスが初採用。今後のトヨタのハイブリッド車にはすべて装着される。円形のグラフィックは「グラウンド・ゼロ」つまり地平線を意味するものだという。

◆インテリアもエモーショナルに

トヨタ プリウス 新型プロトタイプ(2リットルハイブリッド E-Four)トヨタ プリウス 新型プロトタイプ(2リットルハイブリッド E-Four)

インテリアのコンセプトは「アイランドアーキテクチャー」。トヨタ車では新型『クラウン』にも採用されたコンセプトであり、操作部分と背景部分を明確に切り分けることによって、より直感的で快適な室内空間を実現している。

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インテリアのカラーは3種類から選択可能だ。画像のカラーは「マチュアレッド」。深みのある赤のアクセントが内装に入ることで、走りに対する高揚感や、エモーショナルな雰囲気を演出する。

◆「虜にする走り」を実現する2.0Lハイブリッドシステム

トヨタ プリウス 新型プロトタイプ(2リットルハイブリッド E-Four)トヨタ プリウス 新型プロトタイプ(2リットルハイブリッド E-Four)

プリウスの大変革は、目に見える部分のみではない。「愛車」になることを目指す上で、ユーザーを虜にするような走りを実現したという。例えば2.0リットルモデルのハイブリッドシステムは最高出力196psと、従来型と比較して1.6倍のパワーを発揮。これまでにない軽快な加速感を実現すべく開発が進められたという。

トヨタ プリウス 新型プロトタイプ(2リットルハイブリッド E-Four)トヨタ プリウス 新型プロトタイプ(2リットルハイブリッド E-Four)

新型のパワートレインに組み合わせられるのは、熟成の進んだ第2世代TNGAプラットフォーム。サスペンションに改良を加えたことで、ドライバーの意図したように走るよう車両の応答性が高められた。また、4WD車には「E-Four」が設定されており、雪道をはじめとした低μ路でも安定感のある走りが期待できる。

「Hybrid Reborn」を掲げ、愛車として選ばれることを目指した新型プリウス。グレードや価格などはまだ発表されていないが、ハイブリッドが今冬、PHEVが2023年の春頃に発売予定となっている。

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