プジョー 408 新型、大胆なファストバックで登場…ブリュッセルモーターショー2023出展へ

3世代目となる新型はグローバルモデルに

2種類のプラグインハイブリッドを用意

新世代の 「PEUGEOT i-Cockpit」

プジョー 408 新型
プジョー 408 新型全 10 枚

プジョー110日、ファストバックボディを備えた新型『408』(Peugeot 408)を113日、ベルギーで開幕するブリュッセルモーターショー2023に出展すると発表した。

3世代目となる新型はグローバルモデルに

プジョー 408 新型プジョー 408 新型

従来型4082世代目モデルで、2014年に発表された。主に中国市場をターゲットにしたセダンで、車台は『308』をベースにしていた。3世代目となる新型408は、グローバルモデルに位置付けられる。

新型408は、従来型のセダンから、SUVの特徴にダイナミックなファストバックを組み合わせたスタイルに生まれ変わった。プジョーの新しいデザイン言語を反映させたフロントマスクには、ボディ同色グリルに新しいプジョーエンブレムが配されている。フロントの牙の形をしたライトシグネチャーは、リアの3本爪 LEDライトとともに、新型408をプジョーファミリーの一員に位置付けている。

ボディサイズは、全長4690mm、ホイールベース2790mmだ。後席のレッグルームは、188mm とした。荷室容量は536リットルで、後席を倒すと1611リットルに拡大する。新型の全高は1480mmで、スリムで洗練されたシルエットという。これにより、エアロダイナミクス性能を追求している。

2種類のプラグインハイブリッドを用意

欧州向けの新型408のパワートレインには、最大出力180hp225hp2 種類のプラグインハイブリッド(PHEV)バージョンと、最大出力130hpのガソリンバージョンが用意される。トランスミッションは8ATの「EAT8」を組み合わせている。PHEVのバッテリーは、蓄電容量12.4kWhとした。

プジョーブランドは電動化において、「Power of Choice」戦略を掲げている。この戦略を反映して、新型408には、2種類のPHEVをラインナップしている。2種類のPHEVモデルは、駆動方式がFFで、トランスミッションは8ATを組み合わせる。「HYBRID 180 e」は、「PureTech」ガソリンエンジンが最大出力150hpを発生する。モーターは最大出力110hpを引き出す。PHEVシステム全体で180hpのパワーを引き出す。

HYBRID 225 e」は、1.6リットル直列4気筒ガソリンターボPureTechエンジンが最大出力180hp、最大トルク25.5kgmを発生する。モーターは最大出力110hp、最大トルク32.6kgmを引き出す。PHEVシステム全体で225hpのパワーと36.7kgmのトルクを獲得する。

2種類のPHEVは、「ドライビングスタイルセレクター」によって、「エレクトリック」、「ハイブリッド」などのモードを切り替える。エレクトリックは、電力で走行するゼロエミッションモードだ。システムのデフォルトで、バッテリー残量がある場合は優先的にEV走行を選択する。アクセルペダルを大きく踏みこむようなシーンではエンジンも稼動する。ハイブリッドは、モーターとエンジンを総合的にコントロールする効率の良い走行モードだ。始動時はバッテリー残量がある限り、モーターで発進する。

◆新世代の PEUGEOT i-Cockpit

プジョー 408 新型プジョー 408 新型

新世代の PEUGEOT i-Cockpit」を採用した。コンパクトなステアリングホイールは、ドライビングプレジャーと俊敏なコントロール性を可能にしているという。コックピットでは、品質とコネクティビティに重点が置かれており、最新のテクノロジーが採用されている。

先進運転支援システム(ADAS)には、6台のカメラと9台のレーダーを使用している。ストップ&ゴー機能付きアダプティブクルーズコントロールは、前方の動物や歩行者、サイクリストの存在を警告する。

夜間は、ハイビームに切り替えることなく、ナイトビジョンによって視認性を追求する。ロングディスタンスのブラインドスポットモニタリングは、前方75mの範囲をモニター。後退時の危険を警告するリアトラフィックアラートも採用している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
  2. 『N-BOXカスタム』用パーツが一挙発売、ブリッツからエアクリーナーシリーズ4種類・5製品が発売
  3. 空力とエンジン性能を高める“穴”の真相~カスタムHOW TO~
  4. EV戦略の“怪”、世界的には「失速」、国内は充電設備1年間で「3割増」[新聞ウォッチ]
  5. 「何にでもなれる自由な存在」グランドクロスオーバー、スズキ『GSX-S1000GX』の凄みとはPR
  6. ホンダの新型SUV『WR-V』、発売1か月で1万3000台を受注…月販計画の4倍超
  7. ポルシェ『カイエンGTS』改良新型、日本での予約を開始---価格は1868万から
  8. ロイヤルエンフィールド INT 650 発売、価格は94万7100円より…ブラックアウトの「DARK」を新設定
  9. メルセデスAMG GT 新型に816馬力の電動「63」登場…0~100km/h加速2.8秒
  10. 自動運転「レベル4~5」は実現しない? 国際学会が自動運転技術に警鐘
ランキングをもっと見る