メッツラー、二輪スーパースポーツ向け「SPORTEC 01」と「SPORTEC 01 RS」発表…DYNATREADで公道とサーキット両対応

メッツラーSPORTEC 01
メッツラーSPORTEC 01全 4 枚

ピレリジャパンは、「メッツラー」の二輪スーパースポーツレンジを拡充する新製品として『SPORTEC 01』と『SPORTEC 01 RS』を発表した。

【画像】「SPORTEC 01」と「SPORTEC 01 RS」

両モデルは、ロードレース、とりわけIsle of Man TT(ツーリストトロフィー)への参戦で培った技術を用いながら、異なる哲学で設計された。

SPORTEC 01は、ドライ路面での高性能に加え、ベンチマークとなるウェット性能を狙う。さまざまな公道条件で、正確で直感的、かつ扱いやすいハンドリングを提供する。

メッツラーSPORTEC 01メッツラーSPORTEC 01
メッツラーSPORTEC 01 RSメッツラーSPORTEC 01 RS

一方のSPORTEC 01 RSは、最大限のドライグリップとステアリング精度、ダイレクトで剛性感の高いハンドリングを求める上級ライダー向けだ。公道走行適合を維持しつつ、サーキット走行にも対応する位置づけとしている。

両モデルはフロントとリアで統一したトレッドパターンを採用し、ブレーキング時と加速時の車体挙動の一貫性を高めるとしている。SPORTEC 01は、ギリシャ文字「π」に着想した思想を継承し、排水性の向上や直進安定性の改善を狙う。SPORTEC 01 RSは、よりスリック寄りでコンパクトな設計とし、DYNATREAD技術の進化で荷重時の溝の占める割合を抑えた。

コンパウンドでは、SPORTEC 01がフルシリカのバイコンパウンド構造を採用。SPORTEC 01 RSは、センター部にフルシリカコンパウンドを用い、ショルダー部にカーボンブラックベースのレーシングコンパウンドを採用した。ロードレース、とりわけIsle of Man TTで培った経験に由来する。

メッツラーSPORTEC 01 RSメッツラーSPORTEC 01 RS

構造面では、SPORTEC 01がフロントにダブルレーヨンカーカスと0度スチールベルト、リアにシングルプライ・レーヨンカーカスと0度スチールベルトを採用し、予測しやすい挙動を目指す。SPORTEC 01 RSはPETなどの新世代素材を用いた全面進化型の構造で、高速度域の安定性やステアリング精度、過酷な条件下でのコントロール性を高める。

両タイヤの中核には、特許取得済みの適応型トレッドパターン技術「DYNATREAD」がある。ブレーキング、加速、高負荷時にはトレッドグルーブが動的に閉じる方向へ変化し、接地面積を拡大することで高いグリップを狙う。負荷の少ない局面では排水性も確保し、スポーティな走りでの安定性につなげる。

メッツラーは、ロードレースで得た知見をスーパースポーツタイヤ開発へ直接フィードバックしてきたと説明し、SPORTEC 01とSPORTEC 01 RSがその具体例だ、としている。

《森脇稔》

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