女性客を二度はねたタクシー運転手、殺人容疑適用

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3月下旬に大阪府豊中市内で発生した死亡ひき逃げ事件について、大阪府警は20日、自分が現場で近くで降車させた女性客をタクシーではね、殺害したとして、79歳のタクシー運転手の男を殺人容疑で書類送検した。

大阪府警・交通捜査課によると、問題の事件は2015年3月31日の午前3時50分ごろ発生している。71歳の女性は豊中市日出町1丁目付近の市道(車線区別のない幅員約3.5mの直線区間)でタクシーを降車した直後、酔い潰れて路上に倒れこんだところ、方向転換をしようとしていたタクシーにはねられた。

タクシーを運転していた79歳の男は「事故を起こしたかもしれない」と警察へ出頭。女性は収容先の病院で死亡したが、その後の調べで2回はねられた可能性が高いことが判明した。

運転していた男は最初の衝撃で異常を感知して降車したが、車両底部に女性を挟み込んだ状態で発進して再び女性をはねた。女性は二度目に右後輪で踏まれたことが致命傷となったことも司法解剖によって判明している。

警察は男を自動車運転死傷行為処罰法違反や道路交通法違反容疑で逮捕したが、警察は「女性を挟み込んでいることは認識しつつ、それでもクルマを発進させて致命傷を与えた」と判断。容疑を殺人に切り替えて書類送検した。

《石田真一》

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